KADOKAWA Technology Review
×
発明家
35歳未満のイノベーター35人 2016発明家
未来の発明品には、スマートなスウェットバンドからメモリー・テクノロジーまでさまざまです。

Adam Bry アダム・ブライ (27)

所属: スカイディオ

人の周りを飛び、空飛ぶアシスタントとして役に立つドローンを作る。

「私がスカイディオを共同で創業したとき、私たちは人々がドローンで何をしたいのかよくわかっていたので、ドローンはできるはずのことに比べて完成度が低いと気付きました。現在、大半の消費者は、箱から出して木に引っ掛けてしまいます。

私たちが作っている消費者向けのドローンは、物理的世界を理解し、人間に知的に対応し、そうした情報を利用して状況判断ができるのです。ドローンにはカメラが付いていて、コンピューター・ビジョンで動きを追跡し、物理的世界を3次元で把握できるようになっています。『これは人』、『これは木』と理解します。私たちは、ドローンが木などの障害物のそばを問題なく確実に自動飛行し、歩いている人や走っている人、自転車に乗る人について行けることを実演してみせました。

Building drones that can navigate the world and serve as airborne assistants.
人の周りを飛び、空飛ぶアシスタントとして役立つドローンを作る

毎週毎週、より賢く、より多くのことができるようになります。異なる状況で行動し、反応するようになるのです。

人の周りを飛び、空飛ぶアシスタントとして役立つドローンを作る

まだ多くのことを話すつもりはありませんが、弊社の製品はハイエンドの消費者向けであり、熟練したパイロットと同等以上の飛行能力があります。ユーザーの周りのどこでも飛び回るカメラは、とても役立つツールになるでしょう。ドローンは、モバイル・ロボットが初めて広く利用される分野になる可能性が高いのです。ドローンが世の中に出回り始め、人々がドローンを操作し、関わり始める、興味深い未来がやって来ます。

(トム・サイモナイトに語る)

人気の記事ランキング
  1. Why it’s so hard for China’s chip industry to become self-sufficient 中国テック事情:チップ国産化推進で、打倒「味の素」の動き
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. Researchers taught robots to run. Now they’re teaching them to walk 走るから歩くへ、強化学習AIで地道に進化する人型ロボット
人気の記事ランキング
  1. Why it’s so hard for China’s chip industry to become self-sufficient 中国テック事情:チップ国産化推進で、打倒「味の素」の動き
  2. How thermal batteries are heating up energy storage レンガにエネルギーを蓄える「熱電池」に熱視線が注がれる理由
  3. Researchers taught robots to run. Now they’re teaching them to walk 走るから歩くへ、強化学習AIで地道に進化する人型ロボット
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る