ダイムラーが自動運転車の公道試験を中国で実施へ、外国企業で初

China is giving Daimler the keys to test self-driving cars on its roads ダイムラーが自動運転車の公道試験を中国で実施へ、外国企業で初

外国企業に対し初めて、中国の公道でのロボット・カーの試験走行の認可が下りた。 by Erin Winick2018.07.10

外国企業に対し初めて、中国の公道でのロボット・カーの試験走行の認可が下りた。

中国における自動運転車のテストの多くは、検索エンジンの巨大企業であるバイドゥ(Baidu)によるものだ。同社は約5年に渡ってロボット・カーを開発しており、2017年からは「アポロ(Apollo)」自動運転ソフトウェアの試験をしている

ドイツの自動車メーカー、メルセデス・ベンツの親会社であるダイムラーは7月6日、北京で自動運転車のテストをする認可を受けた最初の外国企業になったと発表した。認可を受けるために、ダイムラーの自動運転車はバイドゥのアポロの技術を部分的に採用し、広範な非公開コースでのテストを実施した

外国企業としていち早く中国に乗り込むことにより、ダイムラーは中国の公道での自動運転がどのような感じか直接的な経験を得られることになる。バイドゥにとってもまた、自動車業界の強力なパートナーを得て、アポロのさらなる洗練に注力できるメリットがある。