トラック運転手保護へ、米国で電子運行記録の義務化が開始

Self-driving trucks are coming—and this law just made things even worse for truckers トラック運転手保護へ、米国で電子運行記録の義務化が開始

米国では4月3日から、トラック・ドライバーの運転時間を電子運行記録装置(Electronic Logging Device:ELD)を使って強制的に監視する取り組みが正式に始まった。 by Erin Winick2018.04.04

米国では4月3日から、トラック・ドライバーの運転時間を電子運行記録装置(Electronic Logging Device:ELD)を使って強制的に監視する取り組みが正式に始まった。

米国のトラック業界で熱心に論議された話題だが、これからはELDによってトラック・ドライバーが何時間運転したかを記録する必要がある。以前は運転時間を紙とペンで記録していたため、きわめて簡単にごまかすことができた。ELDの義務化でトラック・ドライバーは確実に法令を遵守することになり、道路は安全になるという目論見だ。

トラック・ドライバーの仕事は14時間シフト制で、最高11時間まで運転できる。このシフトを破った場合、ドライバーの収入に大きく響く、10時間の運転停止が罰則として課される。

ELDの設置義務化は本来、2017年12月からの予定だった。だが、ELDと特定のトラック、警察官が使うELDの読み取り装置の互換性の問題で、施行日を延期せざるを得なかった。

トラック・ドライバーは「#ELDorme(ELD or me:ELDか私か)」キャンペーンを展開し、報復ストライキをすると脅している。ストによって、企業のサプライ・ネットワークが悪影響を受ける可能性がある。

このニュースはなぜ重要なのだろうか? トラック・ドライバーと自動運転トラックとの戦いが迫っている。人間のドライバーに対する歯止めを提供できるのは、いまのところELDだけなのだ。