グーグルマップとエアビーアンドビー、バリアフリー検索に対応

Big tech firms are helping disabled people better navigate the real world グーグルマップとエアビーアンドビー、バリアフリー検索に対応

グーグルとエアビーアンドビー(Airbnb)は3月15日にそれぞれ、移動の際に困難を伴う人々が、より生活しやすくなるような新たなサービスを発表した。 by Rachel Metz2018.03.20

グーグルとエアビーアンドビー(Airbnb)は3月15日にそれぞれ、移動の際に困難を伴う人々が、より生活しやすくなるような新たなサービスを発表した。

グーグルマップ(Google Maps)はこれまで、車椅子を使用する人やベビーカーを押す親にとってはあまり使いやすいものではなかった。このほどグーグルは、車椅子の利用できるルートをグーグルマップに表示するオプションの提供を開始すると発表した。ルートには公共交通機関の利用も含まれ、まずニューヨーク、ボストン、ロンドンおよび東京など、ごく一部の大都市向けに提供される。

同様の動きとして、エアビーアンドビーが3月15日に発表したのが、新しいフィルター機能だ。これにより、施設がどんなアクセシビリティ機能を備えているか、従来よりも詳細に検索できる。たとえば、スロープや幅の広い通路、車椅子で入れるシャワー室があるかどうかを確認できるようになる。

これらの発表は、大手テクノロジー企業が、ユーザーの多くが直面している問題を徐々に認識するようになってきたことの表れと言えそうだ。