OK、グーグル! 画面付きAIアシスタントでアマゾンに対抗して!

OK Google: Copy Amazon and Build a Smart Speaker with a Screen OK、グーグル! 画面付きAIアシスタントでアマゾンに対抗して!

グーグル・アシスタント(Google Assistant)はアマゾンがアレクサ(Alexa)でやったように、ガジェットに画面を付けることで人気を高めようとしている。 by Rachel Metz2018.01.09

グーグル・アシスタント(Google Assistant)はアマゾンがアレクサ(Alexa)でやったように、ガジェットに画面を付けることで人気を高めようとしている。

グーグルは、1月8日、グーグル・アシスタントを搭載したタッチ画面機器を企業が作れるようにすると発表した。たとえば「パイはどうやって焼くの?」といった類の質問に、最適な映像を返せるようにする。この動きは、アマゾンが230ドルで販売中のエコー・ショー(Echo Show)で取り入れている戦略と非常によく似た印象だ。エコー・ショーは、アマゾンのアレクサ・アシスタントが動作する、画面・スピーカー付きのキッチン向けガジェットである。

グーグル・アシスタント担当副社長のスコット・ハフマンはブログ記事で、「グーグル・アシスタントは、JBL、レノボ、 LG、ソニーのパートナー企業4社と共同で開発している取り組みです」と述べている。 ユーザーは、ユーチューブの映像を見たり、グーグルのビデオチャットアプリ「デュオ(Duo)」でビデオ電話をしたり、グーグル・フォト(Google Photo)で写真を閲覧したりできる。別のブログ記事によると、 レノボ(Leonovo)は「レノボ・スマート・ディスプレイ」を今年の初夏に発売する予定だ。予定価格は8インチ画面搭載モデルが200ドル、10インチ画面搭載モデルが250ドル。

デジタル・アシスタント市場は急成長している。グーグルやアマゾンのような企業は、人工知能(AI)ヘルパーをますます多くの機器に搭載している。ハードウェア・メーカーがより多くの機器を作り続け、アプリ開発者が新たな能力をアシスタントに与え続ける限り、まだまだ人気は続きそうだ。