タイ洞窟遭難事故、救助活動にテクノロジーも活用

The tech behind the Thailand cave rescue タイ洞窟遭難事故、救助活動にドローンも活躍

タイ北部のタムルアン洞窟に少年ら13人が閉じ込められている事故は、この記事の執筆時点で8人の少年が洞窟から救出された。勇気あるすばらしい人々に加え、救助活動ではテクノロジーも活躍している。 by Erin Winick2018.07.10

タイ北部のタムルアン洞窟に少年ら13人が閉じ込められている事故は、この記事の執筆時点で8人の少年が洞窟から救出された。勇気あるすばらしい人々に加え、救助活動ではテクノロジーも活躍している。

行方不明となっていた少年サッカー・チームのメンバーとコーチは、洞窟の入り口から約4キロの地点の浸水した洞窟内で遭難から9日後に発見された。それ以来、救助活動が続いている。

降雨により状況が刻々と悪化し、熟練の洞窟ダイバーが迅速な作業を迫られる中、スペースXのイーロン・マスクCEO(最高経営責任者)が自身のロケット会社で少年たちのために潜水艦を作ると申し出た。ありがた迷惑な話だ。

この地帯の最初の3D鳥瞰地図の作成や、洞窟へアクセス可能な地点を探すために、ドローンやズーム・レンズ、サーマル・カメラ(熱感知カメラ)が使われた。付近一帯に無線インフラは無かったが、強力な小型無線機のおかげで救助隊員と少年らは遠距離から連絡を取り合うことができた。