アンドリュー・エンが関わる自動運転車、テキサス州で試験へ

This summer, you may be able to hail a self-driving car in Texas アンドリュー・エンが関わる自動運転車、テキサス州で試験へ

自動運転のスタートアップ企業であるドライブ・ドット・エーアイ (Drive.ai)は7月から、テキサス州ダラス北部のフリスコでオンデマンドのロボット自動車サービスを始める予定だ。 by Jackie Snow2018.05.08

自動運転のスタートアップ企業であるドライブ・ドット・エーアイ (Drive.ai)は7月から、テキサス州ダラス北部のフリスコでオンデマンドのロボット自動車サービスを始める予定だ。

AI分野の第一人者でもあるドライブ・ドット・エーアイのアンドリュー・エンがミディアムに投稿した記事によれば、ドライブ・ドット・エーアイは6カ月間、フリスコを試験場にして自動運転自動車の試験運転をする計画だ。

試験車両は決められたルートの限られたエリアのみを走行する。オレンジ色に塗装された車体の側面には「自動運転自動車」と書かれており、歩行者に向けて「あなたが道路を渡るまで待ちます」といったメッセージを伝えるディスプレイも取り付けられている。当初は予備のドライバーが運転席に座った状態からスタートするが、その後、助手席に席を移して「付き添い役」となり、最終的には離れた場所から複数の自動運転自動車を監視する計画だ。

すでにグーグル傘下のウェイモ(Waymo)がテキサス州オースティンで自動運転自動車の試験を実施し、アリゾナ州フェニックスでは一般向けに試乗の機会を提供している。今回の試験でドライブ・ドット・エーアイはテキサス州で一般向けに自動運転自動車の試乗機会を提供する初の企業となる。ウーバー(Uber)が3月に死亡事故を起こしたことと照らし合わせると、ドライブ・ドット・エーアイの安全第一の姿勢は、自動運転自動車に乗ることをテキサス州の人たちに納得させるのに役立つかもしれない。