中国からの輸入や投資に対する規制、米国がさらに強化へ

Trump is reportedly preparing new ways to block China’s interest in American tech 中国からの輸入や投資に対する規制、米国がさらに強化へ

ホワイトハウスは、中国からの輸入や投資をより困難にするための新たな手段を今週、導入するかもしれない。 by Jamie Condliffe2018.03.22

ホワイトハウスは、中国からの輸入や投資をより困難にするための新たな手段を今週、導入するかもしれない。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、米国は「(中国を対象とした)少なくとも300憶ドル分の輸入品に対する関税」を3月22日にも導入しようとしている。さらに、米国企業で利益を得ようとしている中国企業に対して「できる限りの投資制限」を計画するかもしれない。

トランプ大統領が消費者向け電子機器を含む新たな商品に関税を拡大するとのうわさが渦巻いている。米国政府は、ブロードコムによるクアルコムの買収など注目を浴びるいくつかの技術買収を国家安全保障上の懸念から拒否した。それ以来、米国企業が中国に獲得されることを取り締まるための最もよい方法を、議員らが検討していると伝えられている。

ウォール・ストリート・ジャーナルによると、トランプ政権は米国のテクノロジーに対する中国の投資を、中国国家が知的財産を得て、防衛に適用したり、技術力を前進させたりするためだと見ている。今回の新しい手段は、そうした中国の策略を抑制しようとするためのものだ。だがブルームバーグ・ギャドフライ(Gadfly)は、そうした手段を採ることは米国のテック企業の成功を邪魔し、すでに緊張している国際関係をさらに悪化させる可能性もあると言及している。