OECDが「AI原則」を勧告、人権尊重し活用を

America and its economic allies announce a “democratic” vision for AI OECDが「AI原則」を勧告、人権尊重し活用を

トランプ政権は米国と一部の国との間に壁を築いている真っ最中だが、こと人工知能(AI)の方向性を決めることにおいては同盟関係の構築に熱心だ。 by Will Knight2019.05.28

トランプ政権は米国と一部の国との間に壁を築いている真っ最中だが、こと人工知能(AI)の方向性を決めることにおいては同盟関係の構築に熱心だ。

民主主義と経済発展を推進する国際機関「経済協力開発機構(OECD)」は、5月22日にパリで開催されたOECDフォーラムにおいて、AIに関する一連の原則を発表した。

OECDに中国は加盟しておらず、この原則は、中国でのAIの運用、特に特定民族の顔認識と監視のためにAIを導入していることと対照的な内容となっている。

米国のマイケル・クラッツィオス技術政策担当大統領補佐官はこの会議で発言し、「OECDのAIに関する勧告が、米国のAIイニシアチブが取り組んでいる非常に多くの課題に対処していることをとても嬉しく思います」と述べている

OECDのAI原則は次の通りだ。