ウォルマート、ロボット買い物カートの試行で、自動化を学習中
知性を宿す機械

Walmart’s Robotic Shopping Carts Are the Latest Sign That Automation Is Eating Commerce ウォルマート、ロボット買い物カートの試行で、自動化を学習中

自動化された買い物カートは実験だけで実用化されないかもしれないが、店舗や倉庫は自動化によって急速に変化している。 by Will Knight2016.06.17

米国最大の小売業者ウォルマートがロボット買い物カートを試している。

ウォルマートは、ロボカートがどんな仕事をするのかの詳細はまだ発表していない。しかしこのニュースのポイントは、自動化がいかに急速に買い物や倉庫業に進出しているかにある。また、オンライン・ショッピングへの移行や迅速な製品提供に対抗するのに役立つテクノロジーを、ウォルマートがどれほど熱心に取り入れているかも示している。ほんの数週間前に、ウォルマートはドローンが自社の店舗在庫を確認するのに役立つかどうかを試していることも明らかにした。

ロボットは数店舗に突然現れ、ほとんどは実験的な自動ヘルパーとして働いている。しかし、背景にあるのは大手小売業者で急速に進行する自動化だ。ウォルマートの大敵であるアマゾンは、自社の発送センターを自動化して、入庫係と出庫係の間で、製品を保管しておく棚を運搬するロボットを使っている。

倉庫内の空間は、日に日にロボットで埋め尽くされる。他の企業は、より高度な方法で倉庫作業を支援するロボットを開発中だ。 事実、先週私が参加したイベントでは、他の数社が別の倉庫支援ロボットを展示していた。たとえばネクストシフト・ロボティクス(NextShift Robotics) は、作業者が棚に空き瓶を詰め込むと、ビンに飲料を充塡(じゅうてん)できる新システムを展示した。ローカス・ロボティクス(Locus Robotics) は、倉庫や工場の周辺で商品を移動するよう、素早く訓練できるロボットを提供している。

ロボット買い物カートは不要と判定されるかもしれないが、電子商取引と同様、ウォルマートは、自動化が自社の事業にどんな影響があり得るかを理解しようとすることに大いに意味がある、と考えているのだ。

(関連記事:Bloomberg, New York Times, “Inside Amazon,” “Robots Are Invading Malls and Sidewalks Near You,” “A Dexterous Warehouse Robot Does Things Amazon’s Automated Helpers Can’t”)