KADOKAWA Technology Review
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知性を宿す機械

ロボットや人工知能、機械学習、さらに自律型の乗り物やドローン、量子コンピューティングについて。

  1. Tesla says its factory is safer—but it left injuries off the books
    イノベーションの旗手ともてはやされるイーロン・マスク率いるテスラの自動車工場では、相次ぐ事故で混乱が起きていた。40人もの元従業員や同社関係者へ取材したリビール(Reveal)による調査報道を掲載する。なお、この報道をきっかけにカリフォルニア州当局はテスラに対して労働環境の調査を開始している。
  2. 自律自動車に欠かせないハードウェア「ライダー(LIDAR)」を製造するスタートアップ企業ルミナーは、これまでにない規模でライダーを生産する計画を発表した。新型ライダーは価格を大幅に下げ、すべての試験車に搭載できる数を供給するという。
  3. セキュリティ研究者に朗報、マルウェア検出AIの訓練データセット
    進歩の速いマルウェアに対抗するための取り組みとして、人工知能(AI)の利用が進んでいる。4月に公開されたマルウェア検出AIの訓練用の大規模データセットは、こうした取り組みの助けとなるだろう。しかし同時に、AIに検出されないマルウェアを作成するのにも役立つ一面を持つ。
  4. 自動運転によって運転から解放されると、移動時間をもっと有意義に使えるようになる。だが、車内で快適に過ごすためには、「車酔い」しないことが大前提だ。
  5. 有名なコンピューター・ゲーム「DOOM(ドゥーム)」の「レベル」を深層学習の手法であるGAN(競争式生成ネットワーク)を利用して生成することに成功した。AIがゲーム開発を支援する日も近そうだ。

知性を宿す機械の最新ニュース

  1. The White House says a new AI task force will protect workers and keep America first
    AIでも「米国第一」、トランプ政権が発表したしょぼすぎる政策
    トランプ政権は5月10日、「AIに関する特別委員会」の発足を発表した。同政権はAI分野にも「アメリカ・ファースト」を貫き、AI研究を推進すると同時に社会への影響に備えるとしているが、他の施策との矛盾は明らかで、取り組み自体も他国に比べると小規模に思える。
  2. This algorithm automatically spots “face swaps” in videos
    人の顔を入れ替えた偽造映像が本物と見まがうばかりの出来になり、社会問題となりつつある。独ミュンヘン工科大学の研究者たちは、深層学習アルゴリズムを使って、「顔交換」の偽造映像をかつてない精度で見抜くシステムを開発した。だが、偽造映像の品質をさらに高められるというジレンマがある。
  3. Three problems with Facebook’s plan to kill hate speech using AI
    フェイスブックが掲げる「AI検閲」が難しい3つの理由
    フェイスブックに蔓延するヘイトスピーチやフェイクニュースなどの不適切なコンテンツを検知して削除するのに、マーク・ザッカーバーグCEOは人工知能(AI)を使うことに楽観的だ。しかし、現実的には非常に困難だろう。
  4. Why getting back to the moon is so damn hard
    民間企業を対象にした優勝賞金2000万ドルの月面探査コンテストは、再三の期限延期にもかかわらず、誰も目標を達成できないまま幕を閉じた。しかし、同コンテストをきっかけに、アイスペースをはじめとする宇宙関連スタートアップに注目や資金が集まっており、本当の成果はこれから現れるはずだ。
  5. How a gaming chip could someday save your life
    米エヌビディアがコンピューター・ゲーム用に開発したグラフィックス・チップはAIアルゴリズムの高速実行にも適している。医用画像の分析で利用され、あなたの命を救うかもしれない。
  6. A small-scale demonstration shows how quantum computing could revolutionize data analysis
    中国の研究者が位相幾何学の計算に、量子コンピューターが活用できることを証明した。科学分野のさまざまな課題において、従来のコンピューティングと比べてはるかに高速に解析できる可能性がある。
  7. When an AI finally kills someone, who will be responsible?
    AIによるサービスや製品が世の中に浸透するにつれ、その法的な問題が議論されている。もしAIが犯罪行為を犯したとき、どのような罪に問えるのか。AI研究者や法律家は激しい論争を繰り広げている。
  8. Here’s how the US needs to prepare for the age of artificial intelligence
    オバマ前政権が作ったAI戦略が世界中に大きな影響を与えている一方、AIに無関心な政府によって米国の国際競争力は低下するかもしれない。では、優れたAI計画とはどのようなものだろう?
  9. How the AI cloud could produce the richest companies ever
    AIビジネスの主戦場は今後、クラウドに移行していく。アマゾン、グーグル、マイクロソフトのビッグ3のうち、市場を制するのはどこか? シリコンバレーを25年間取材してきたピーター・バロウズがレポートする。
  10. Google Has Released an AI Tool That Makes Sense of Your Genome
    グーグルのゲノム解析AIツールで遺伝子治療は変わるか?
    ハーバード大学やグーグルの研究者たちで構成するチームが、人工知能(AI)の深層学習の手法を使って、ゲノムをより正確に解析できるツールを昨年12月に開発した。こうしたツールを利用して疾患の遺伝的原因の究明が進めば、個人のゲノム情報に基づいてより的確な治療を施せるようになる可能性がある。
  11. Inside the Chinese lab that plans to rewire the world with AI
    中国の巨大テック企業のアリババは、もはや単なる電子商取引の企業ではない。巨額の資金をAIをはじめとする基礎技術の研究・開発に投資しており、クラウド向けの独自の深層学習ツールも開発している。政府の後押しもあり、世界のAIの発展に深く関わってくることは間違いない。
  12. AI could alleviate China’s doctor shortage
    西側諸国に比べて圧倒的に医師の数が足りない中国は、医師不足をAIによって補おうとしている。4年後の市場規模は約9億ドルに達するとの予測もあり、多くのテック企業が自動化ツールを開発中だ。
  13. The US military wants AI to dream up weird new helicopters
    AIに「ぶっとんだ設計方法」を考えさせる、DARPAの新プロジェクト
    ロボティクス・チャレンジで知られるDARPA(米国防高等研究計画局)が進めるAIプロジェクトの狙いは、航空機やエンジン部品の設計に新しいアイデアを持ち込むことだ。人間が新しいものを生み出す刺激になることに期待している。
  14. Zipline launches the world’s fastest commercial delivery drone
    スタートアップ企業のジップラインが、世界最速の商用宅配ドローンを開発した。アフリカでの豊富な実績をもとに、アマゾンやグーグルといった大手との競争に挑む。
  15. AI tackles the Vatican’s secrets
    バチカンの秘密文書にどんなミステリーが隠されているかは誰も分からない。現在、文書のデータ化が進められているが、中世文字特有の合字や略語に、従来の光学文字認識アルゴリズムは使えなかった。だが、イタリアの研究チームが試行錯誤の末、ある方法を考案した。
  16. Google x-ray project shows AI won’t replace doctors any time soon
    AIが医師に置き換わるのはまだ先——グーグルの研究者
    放射線画像診断はAIに置き換えられるとの話はよく耳にする。だが、AIが自動化できるのは放射線科医の仕事の一部にすぎず、当面は医師の力が必要だとグーグル・クラウドの研究者は語った。
  17. AI is rapidly changing the types and location of the best paying jobs
    ローラ・タイソンが語ったAI、自動化で本当に懸念すべきこと
    著名な経済学者であるカリフォルニア大学バークレー校のローラ・タイソン教授は、AIや自動化の導入による新たな格差を懸念しているという。
  18. Alphabet’s moonshot chief: Regulating driverless cars demands testing the “smarts” of the systems
    グーグルの自律自動車はウーバーより安全——アストロ・テラー
    グーグルの秘密研究所「X」を統括するアストロ・テラーは、ウーバーの自律自動車による死亡事故発生を受けて、安全なAIシステムの開発には大量の試験が必要だと強調し、自身が初期の開発に加わったウェイモの自律自動車で実施した試験を紹介した。
  19. Microsoft’s neo-Nazi sexbot was a great lesson for makers of AI assistants
    ロシア人研究者が語る、MSのヘイトAI騒動から学べること
    ユーザーとの会話で学習するチャットボット「テイ(Tay)」は、2年前にツイッターなどで公開されるとあっという間に人種差別的発言を連発するようになった。しかし、この件は人工知能(AI)研究者にとって大きな教訓になる。
  20. This security firm found rogue crypto mining infecting 1,000 customers
    銀行の床下でも「副業」、蔓延するクリプトジャッキング
    他人の端末を乗っ取って無断で暗号通貨を採掘する「クリプトジャッキング」の脅威が広がっている。「EmTechデジタル」におけるサイバーセキュリティ会社ダークトレースの講演によると、同社の顧客5000社のうち1000社でクリプトジャッキングを検知したという。
  21. Robots are solving “simple problems” and bigger challenges, but can they take on teenagers?
    スーパー世界最大手が導入した店員ロボ、最大の敵は「子ども」
    ロボットは人の複雑なスキルに取って代わるには、まだまだ力不足だ。だが、単純作業の肩代わりはできるようになってきた。ロボット企業の幹部が、実例を示しながら解説した。
  22. AI savants, recognizing bias, and building machines that think like people
    AIに足りないのは「自律性」と「安全性」——キーパーソン語る
    今日のAIに足りないものとは何か?アレン人工知能研究所CEO、ニューヨーク大学教授、マイクロソフト研究員が語った。
  23. China’s AI wizards want to entertain you, cure you, and dominate the world
    中国AI企業の幹部が披露した、驚くべき先端テクノロジー
    フェイスブックやグーグルといった米国の大手企業を超える勢いで、中国のAI企業が成長している。MITテクノロジーレビューのイベントで中国のAI企業の幹部らが自社のサービスやテクノロジーを披露した。
  24. Exclusive: Alphabet X is exploring new ways to use AI in food production
    食糧問題解決へ向け、AIで農業を変革——グーグル「X」統括者語る
    アルファベット(グーグル)傘下の秘密研究所「X」を統括するアストロ・テラーが「EmTechデジタル」に登壇し、既存の農業に革命を起こすために、機械学習と他のテクノロジーを組み合わせる方法を考えていると話した。
  25. Robots get closer to human-like dexterity
    機械学習は産業用ロボットの進化にも大きな影響を与えている。2種類のアームとニューラル・ネットワークで物体を掴み分けるロボットが、工場や倉庫を様変わりさせるかもしれない。
  26. Baidu shows off its instant pocket translator
    バイドゥの瞬速モバイル翻訳機、米国で初のデモ
    中国のバイドゥが「EmTechデジタル」で、深層学習を利用したモバイル翻訳機を米国で初めて披露した。壇上の同社主任研究員とMITテクノロジーレビューの編集者との会話をほぼ瞬時に通訳してみせた。
  27. For better AI, diversify the people building it
    多様性は優れたAIを実現する——パートナーシップ・オン・AI
    アップルやグーグルなどが参加するパートナーシップ・オン・AIの幹部は、AIの研究には多様性が必要だという。多様性は経済にも貢献することも指摘し、AI関係者の偏りをなくすよう訴えている。
  28. To protect artificial intelligence from attacks, show it fake data
    AIを欺く攻撃に備えよ——グーグルのグッドフェロー博士
    「EmTechデジタル」でイアン・グッドフェロー博士は、機械学習システムを誤認識させるような細工をしたデータを用いた攻撃の可能性を指摘し、こうした攻撃を見抜くために同博士の考案した「競争式生成ネットワーク(GANs)」は有効であると語った。
  29. IBM’s Dario Gil says quantum computing promises to accelerate AI
    量子コンピューターはAIにも有効、IBM副社長が実験結果を披露
    特定のタスクで従来の最高性能のスーパーコンピューターを凌ぐ性能を発揮することが期待されている量子コンピューターは、人工知能(AI)の領域でも有効な可能性がある。IBMでAIと量子コンピューターを統括するダリオ・ジル副社長は、同社での実験結果に言及しつつそう語った。
  30. Fake news 2.0: personalized, optimized, and even harder to stop
    フェイクニュースはAI対AIの戦いになる——CIAのコンサルが警告
    フェイクニュースが人工知能による自動生成へ移行することで、パーソナライズや最適化が進み、さらにデマが広がる懸念があるという。
  31. The “Black Mirror” scenarios that are leading some experts to call for more secrecy on AI
    AI研究は規制すべき? 研究者が書いた「犯罪利用4つのシナリオ」
    AIにより引き起こされる多くの犯罪シナリオが書かれた報告書が発表された。まるでSF番組のような内容だが、報告書が指摘するようにAI研究に一定の歯止め、もしくは秘匿は必要なのだろうか。
  32. Neural Networks Are Learning What to Remember and What to Forget
    人間は重要なスキルを記憶に残し、不要なスキルを忘れることで進化してきた。それと同じようなことができる機械学習の手法が開発されつつある。まだ研究は初期段階だが、将来、機械が現実世界により適合できる可能性を秘めている。
  33. The startup diversifying the AI workforce beyond just “techies”
    「シリコンバレーの外」こそ、AI活用を——ファストAI共同創業者
    ファストAI(Fast.ai)の共同創業者レイチェル・トーマスは、AIの世界により多くの視点をもたらす必要性を訴えている。
  34. Adobe bets that AI tools can foster real creativity
    「AIはアーティストの創造性を奪わない」アドビ・リサーチ
    アドビ リサーチのガビン・ミラーは、アーティストは人工知能を活用することで面倒な作業から解放され、より創造性を高めることに時間を使えるようになるという。
  35. AI assistants don’t have the common sense to avoid talking gibberish
    現在の人工知能(AI)アシスタントはある程度は優秀だが、会話における人間との違いは歴然としている。会話をする際に、言語で語られたことが本当に何を意味しているのかを理解するためには、明示的に発せられた言語の隙間を埋めるための常識が必要となるからだ。
  36. China wants to shape the global future of artificial intelligence
    中国政府がAIに力を入れているのは、自国の企業に競争力を与えることだけが目的ではないようだ。中国は、米国がインターネットの標準化で世界をリードしてきたように、AIの標準化を進めて世界をリードしようとしている。
  37. Your next computer could improve with age
    コンピューターは通常、長年の使用で処理が遅くなっていくが、機械学習によって、使い続けるうちにより速く処理ができるようにする研究が進んでいる。近年、ムーアの法則が減速し、チップの基本設計の変化も見られなくなってきたことから、いずれ役に立つ技術となりそうだ。
  38. What Uber’s fatal accident could mean for the autonomous car industry
    ウーバーの死亡事故、
    自動運転の早すぎる拡大に
    「減速」求める声
    自動運転の実用化へ向けて、各社は公道での実証実験を競っている。だがウーバーの自動運転車による初の死亡事故によって、業界がテクノロジーの普及を急ぎすぎているのではないかと問う声も上がっている。
  39. The GANfather: The man who’s given machines the gift of imagination
    深層学習システムは何かを認識することは得意だが、何かを創り出すことは不得意だ。グッドフェロー博士が考案したGAN(競争式生成ネットワーク)は、機械に想像力を与えようとしている。
  40. Machines are coming for your March Madness office pool
    全米が熱狂するスポーツ・イベントの賭けに機械学習が参戦
    データ分析を競技化したカグルは、大学バスケットボール・トーナメントの予想で勝った機械学習アルゴリズムに10万ドルの賞金を出す。完璧に予想できる確率は9.2兆分の1ともいわれている難関に挑んで勝てるのか。
  41. Meet the woman who searches out search engines’ bias against women and minorities
    検索エンジンの差別、
    何が問題なのか?
    検索エンジンの仕事ぶりは差別のない公平なものからは程遠い。そう指摘するカリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)のサフィア・ウモジャ・ノーブル教授に問題点を聞いた。
  42. Google thinks it’s close to “quantum supremacy.” Here’s what that really means.
    グーグルが、量子超越性に必要とされているキュービット数をクリアした量子コンピューティング・チップを開発した。しかし、量子超越性の達成をどのように実証するのか、本当に役に立つのか、など課題はまだ多い。高まり過ぎた期待に応えられず、過去の人工知能と同様に「冬の時代」に入ってしまう恐れすらある。
  43. What regular Joes think about the one-armed robot baristas invading San Francisco
    バリスタロボの腕前は?
    サンフランシスコのカフェで
    評判を聞いてきた
    サンフランシスコのスタートアップ企業が、バリスタ・ロボットをガラス張りのケース内に設置した「店舗」を市内の複数カ所に展開している。ロボットによるコーヒーの給仕という「顧客体験」に対し、客は実際にはどのように感じているのかを現地で聞いてみた。
  44. Hello, quantum world
    量子超越性の実現が目前に迫ったと喧伝される一方で、量子コンピューターはまだまだ課題を抱えている。ハードウェアにエラーが起こりがちであることに加えて、本当に有用な適用分野がまだはっきりとは見えていない。最初の量子コンピューターの現実的な用途を見つけるのが遅れれば、熱狂は幻滅に代わるだろう。
  45. Drones that dodge obstacles without guidance can pursue you like paparazzi
    MIT発のスタートアップ、AI搭載の自動追尾ドローンを発売
    深層学習で特定の人物の外見を認識して、人工知能(AI)による自動操縦で障害物を避けながら飛行するドローンが登場した。周囲を撮影する13個のカメラとAI用チップセットを搭載し、価格は2499ドルだ。
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