KADOKAWA Technology Review
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知性を宿す機械

ロボットや人工知能、機械学習、さらに自律型の乗り物やドローン、量子コンピューティングについて。

  1. A robot puppet can learn to walk if it’s hooked up to human legs 
    人の動きを真似る二足歩行ロボ、「学ぶ」への一歩
    人・機械インターフェイス(HMI)を使って人間の足の動きを模倣するロボット・システムをMITとイリノイ大学の研究チームが開発した。ロボット工学の課題である自律型ロボットへの応用が期待される。
  2. ホワイトハウスは、政府当局が人工知能(AI)技術を規制する際に守るべき10原則を発表した。AI戦略を軽視していたトランプ政権の姿勢を転換し、民間によるイノベーションを促進する姿勢を鮮明にしたものだ。
  3. 賢くなった「Siri」が採用する、プライバシー保護のアプローチ
    プライバシー保護に力を入れるアップルは、Siriで「協調機械学習」と呼ばれる手法を採用。他人の声との「聞き分け」を可能にしている。
  4. 注目ベンチャーCOOが明かした 「医療AI」の事業化に必要な仕組み
    少子高齢化が進む日本で期待されているのが、人工知能(AI)の保健医療領域への応用だ。だが、医療ビジネスには他の分野にはない特有の難しさがある。AIベンチャーが参入し、「医療AI」を事業化するには何が必要なのか?
  5. 顕在化した「AI倫理」問題
    2020年は行動の年に
    2019年はかつてないほど、人工知能(AI)の倫理的問題に関する話題が多い年であった。その取り組みはまだ緒に就いたばかりだ。

知性を宿す機械の最新ニュース

  1. An AI conference once known for blowout parties is finally growing up
    成熟するAIコミュニティ
    NeurIPSで感じた変化
    もっとも有名なAI研究会議である「神経情報処理システム(NeurIPS)」がバンクーバーで開催された。 ここ数年のAIブームで「お祭り」化していたNeurIPSだが、参加者の多様化が進み、社会的なテーマへの関心が高まるなど、確かな変化が感じられた。
  2. A giant, superfast AI chip is being used to find better cancer drugs
    米国立研究所、iPadより巨大なAIチップ搭載機をがん研究に導入
    深層学習に代表される人工知能(AI)関連技術に期待されているのが、創薬や材料科学などの科学研究分野での応用だ。膨大な計算時間の短縮のために「ハードウェア革命」が求められる中、米アルゴンヌ国立研究所は巨大な「AI専用チップ」搭載コンピューターを導入した。
  3. The AI community needs to take responsibility for its technology and its actions
    人工知能(AI)技術が社会に浸透するにつれ、AI技術者たちは技術のもたらす社会的・倫理的問題に向き合わざるを得なくなっている。ミートゥー(#MeToo)運動の中心的人物としても知られるUCバークレー校のセレステ・キッド教授は、世界最大級のAI研究会議「NeurIPS」の招待講演で数千人の聴衆に向かって何を伝えたのか。
  4. There’s an easy way to make lending fairer for women. Trouble is, it’s illegal.
    アップル・カードの利用限度額問題に端を発して、人工知能(AI)による与信の問題点が明らかになった。与信審査に性別を持ち込むのは米国では違法だが、最新研究によると男女別のモデルを作成することでバイアスを是正できるという。
  5. Yes, China is probably outspending the US in AI—but not on defense
    中国の軍事AI予算は意外と少ない、米シンクタンクの最新調査
    米国の政府関係者たちは、中国政府が軍事AI(人工知能)に多額の支出をしており、米国はAI軍拡競争で大きく後れを取っていると主張している。しかし、米シンクタンクの最新の研究によると、中国が軍事AIに費やしている金額は、当初想定されていた額よりもはるかに少ないようだ。
  6. AI could help us unpick why some songs just make us feel so good
    その曲を聞くと気分がよくなるのはなぜ? 機械学習で解明する新研究
    機械学習により、どの音楽的要素が人間の身体的、情緒的反応をどう引き起こすかが分かるかもしれない。将来的には、依存症治療やセラピーにも利用できる可能性がある。
  7. A robot hand taught itself to solve a Rubik’s Cube after creating its own training regime
    ルービックキューブを片手で解くロボットハンドは、近年注目を集めるロボットと人工知能(AI)の融合を進める研究成果として大きな注目を浴びた。画期的な成果だが、汎用ロボットに近付いたというオープンAIの主張には疑義を挟む研究者もいる。
  8. AI will now watch for fraudsters on the world’s largest stock exchange
    ナスダックが不正監視に深層学習、アナリストの負担を軽減
    ナスダック株式市場に、取引の不正行為を検知するための深層学習システムが導入された。統計やルールを利用して市場の不正行為の兆候を警告する既存のソフトウェア監視システムに追加する形で取引を監視し、人間のアナリストと協働することで、不正行為の検知能力を漸次高めていく。
  9. Welcome to robot university (only robots need apply)
    ロボット版「イメージネット」目指す、UCバークレーの巨大映像DB
    ニューラル・ネットワークを用いてロボットに新しいタスクを学習させようとすると、大量の学習用データを用意する必要がある。カリフォルニア大学バークレー校の研究者らは、ロボットを動かすニューラルネットを訓練するための映像を大量に蓄積した公開データベースを作成しようとしている。
  10. The computing power needed to train AI is now rising seven times faster than ever before
    AI訓練コスト「ムーアの法則超え」、劇的増加に警鐘
    近年、人工知能(AI)が目覚ましい成果をあげるのに伴い、必要とされるコンピューター・リソースが劇的に増加していることが、オープンAIによる最新の分析で明らかになった。潤沢な資金を持つ民間企業に大学の研究室が太刀打ちできなくなるうえ、二酸化炭素の排出量の増加にもつながる恐れがある。
  11. The US Army is creating robots that can follow orders
    米国陸軍研究所(ARL)は、人間の兵士と協力して戦場で動作するロボットの開発を目指す10年間のプロジェクトの成果を披露するイベントを開催した。これらのロボットは、深層学習や知識ベースなどを組み合わせたハイブリッド・アプローチを駆使して命令の内容を理解し、最小限の監督でタスクを実行できる。
  12. DeepMind’s AI has now outcompeted nearly all human players at StarCraft II
    リアルタイム戦略ゲーム「スタークラフト2」でプロプレイヤーに初勝利したディープマインドの最新学習アルゴリズム「アルファスター」は今や、ほとんどのプレイヤーに対し、安定して勝利を収められるようにまでなった。強化学習を改良した同アルゴリズムは、ゲームに限らず、さまざまな用途に適用できる可能性がある。
  13. OpenAI has released the largest version yet of its fake-news-spewing AI
    危険なAI技術はどう公開すべきか?オープンAIの手法をめぐり議論
    オープンAIは大規模な言語モデル「GPT-2」を巡って、段階的な公開という手法を選んだ。フェイクニュースなどの悪用を懸念してのことだ。社会的影響の大きい研究成果をいかに世に送り出すべきか、議論を呼んでいる。
  14. Having mastered Space Invaders, chess, and Go, AI tackles video soccer
    グーグルの人工知能(AI)研究チームは、機械学習アルゴリズムを訓練するためのサッカー・シミュレーターを開発し、オープンソースとして公開している。サッカー・シミュレータは、物理学に基づいた一定レベルの予測可能性があると同時に、制御可能な予測不可能性を備えているので、アルゴリズムの訓練にもってこいだという。
  15. The world’s top deepfake artist: ‘Wow, this is developing more rapidly than I thought.’
    世界トップ級の専門家が指摘する「ディープフェイク」の恐るべき未来
    ディープフェイク技術の進歩の速さは、先駆者であるハオ・リーすら驚くほどだ。ディープフェイク映像は急速に現実の映像に近づいており、数年後には両者を見分けるのは困難になるという。
  16. Are psychiatrists really ready for the AI revolution?
    精神的健康は世界中で大きな社会問題になっている。機械学習などの人工知能(AI)テクノロジーが解決に役立つ可能性があるが、専門医らの多くはその変化に対する備えができていないようだ。
  17. Kids are surrounded by AI. They should know how it works.
    未来を創るための教育
    メディアラボが子ども向け
    AI倫理カリキュラムを公開
    現在の子どもたちは、人工知能(AI)に囲まれた世界で育っている。AIアルゴリズムがどのように作られるのかを子どもたちに教える新たなカリキュラムは、今後AIと付き合っていくうえで自身を守るだけでなく、テクノロジーの未来を創っていく意欲を与えてくれるかもしれない。
  18. Superconducting neurons could match the power efficiency of the brain
    MITの研究者たちが、超伝導ナノワイヤーを用いて、生物のニューロンに似た特性を持つ人工ニューロンを設計した。実行速度と消費電力の両面で、生物のニューラル・ネットワークに匹敵する性能を持つデバイスを構築する基盤となる可能性がある。
  19. The world’s top deepfake artist is wrestling with the monster he created
    ディープフェイクの技術が進むにつれて、フェイク映像が政治や社会に及ぼす影響が大きくなることが懸念されている。ディープフェイク開発の先駆者であるハオ・リーは、大作映画などでデジタルねつ造の精度を高めるためにキャリアを費やしてきたが、現在は、よりシームレスなねつ造が至る所で可能になったことで生じる問題にも取り組んでいる。
  20. Machine vision can spot unknown links between classic artworks
    プラハのチェコ工科大学の研究者が、マシン・ビジョン・アルゴリズムを用いて、異なる絵画の中から類似したポーズの人物を探すことで、絵画の間の芸術的な関連性を調べる試みを実施した。3万7000枚の絵画の中から類似したポーズを探した結果、絵画の間のさまざまな関係性を見い出せた。
  21. Facebook is creating an AI assistant for Minecraft
    フェイスブックの研究チームは、多くの種類のタスクをこなし、人間との関わり合いで成長するAIシステムを開発するには、人気のゲーム「マインクラフト」が最適な環境であると考えている。ルールがシンプルかつ予測可能であることに加えて、プレイヤーたちの協力が得やすいであろうというのがその理由だ。
  22. AI thinks this flood photo is a toilet. Fixing that could improve disaster response.
    災害対応にAI活用を、MITが機械学習用の被災地画像を公開
    MITの研究者らが、災害の被害にあった地域の画像をコンピュータービジョン・システムに学習させるためのデータセットを発表した。このデータセットで訓練された機械学習システムを使えば、特にひどく被害を受けた地域や予想される現場の状況などを、緊急時対応要員がより迅速に把握できるようになるだろう。
  23. Training a single AI model can emit as much carbon as five cars in their lifetimes
    深層学習を使った価値あるAI研究は莫大な計算資源を必要とし、大量の二酸化炭素を排出する。学術界と産業界の大きなギャップも問題だ。
  24. Unable to buy cars, Venezuelans labor to make sure robotic ones don’t crash
    自動運転車の開発が加速している。大量のデータに人力でラベル付けする仕事を担うのは、経済が破綻状態にあるベネズエラの労働者たちだ。ギグワークをめぐる新たな論争を呼ぶ可能性がある。
  25. A new study shows what it might take to make AI useful in health care
    集中治療室にマシン・ビジョンを持ち込んだスタンフォード大学のAI研究は、医療の専門家や現場との長期的な協働が、現実的な問題を把握し、人々に真の価値をもたらすことを示している。
  26. AI could be your wingman—er, wingbot—on your next first date
    アプリを使って交際相手や結婚相手を見つけることはいまや極めて一般的になった。米国のあるスタートアップ企業は、人工知能(AI)を活用した出会い系アプリを提供することで、25億ドル産業に新風を巻き起こそうとしている。
  27. Here are ten ways AI could help fight climate change
    機械学習は、気候変動という人類最大の脅威に立ち向かう現実的な方法を提供できるかもしれない。人工知能(AI)研究の著名人たちがまとめた報告書のうち、特に成果が期待できる10項目を紹介する。
  28. How long will the third AI boom last?
    第3次ブームの先にあるもの——三宅陽一郎が語ったAIの現在と未来
    第3次AIブームはどこへ向かうのか? AIリサーチャーの三宅陽一郎氏は、広義のAIは将来、「人間側」と「AI側」に収束していくと予測する。
  29. A startup that marries AI with empathy is helping women conceive
    体外受精(IVF)による不妊治療に取り組む女性たちにAIによる正確な予測を提供する米国のスタートアップ企業が注目されている。 予測の正確さだけでなく、詳細で分かりやすいレポートを使った共感的なコミュニケーションが支持され、患者に希望を与えている。
  30. Nvidia just made it easier to build smarter chatbots and slicker fake news
    AIスピーカーをもっと賢く、エヌビディアが自然言語処理を超高速化
    チップメーカーのエヌビディアは、GPUチップ上で動作する言語理解の人工知能(AI)プログラムの開発を支援するソフトウェアを発表した。機械学習モデルの訓練および訓練済みモデルの実行をスピードアップできるだけでなく、より大きな言語モデルを訓練することが可能となるという。
  31. Instead of practicing, this AI mastered chess by reading about it
    「言葉で学ぶ」が新トレンド? 解説でチェスを習得するAIが登場
    ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンの研究チームが、チェスの「高度な」差し手や「愚かな」差し手に対するコメントを利用してチェスを学習するプログラムを開発した。最強のAIプログラムには遠く及ばないが、さまざまな用途に応用できる可能性がある。
  32. A new immersive classroom uses AI and VR to teach Mandarin Chinese
    ニューヨーク州のレンセラー工科大学で、北京の街中や中華料理店を再現したバーチャル環境に入り込んで中国語を学習しようという授業が始まった。バーチャル環境にはリアルタイムで受け答えできる人工知能(AI)が実装されており、学生たちは露店で値切ったり食事を注文したりすることで中国語を学べる。
  33. DeepMind is helping Waymo evolve better self-driving AI algorithms
    アルファベット(グーグル)傘下のウェイモは、ディープマインドの研究チームと共同で、自律自動車の機械学習アルゴリズムを効率よく訓練するための手法を開発した。ニューラル・ネットワークを維持するために必要なコンピューター能力を削減し、開発スピードの大幅アップを狙う。
  34. Computers can’t tell if you’re happy when you smile
    コンピューターを用いて相手の感情を推し量る感情認識テクノロジーには、200億ドル規模の市場があると試算されている。しかし、最近の研究によると、現在もっともよく使われている手法には重大な欠陥があるという。
  35. The future of communication told by the developer of weak robots
    弱みを見せられる「不完全なロボット」が社会に必要な理由
    未来の「ロボット」に対して私たちが抱くイメージはどのようなものだろうか? 完璧で高機能を追求するロボットとは真逆の「弱いロボット」を提唱する豊橋技術科学大学の岡田美智男教授は、まったく違った未来を見ている。
  36. Elon Musk’s brain-interface company is promising big news. Here’s what it could be.
    長らく謎に包まれていたイーロン・マスクの脳機械インターフェイス企業、ニューラリンクが初めて活動内容を明らかにした。同社に参加した科学者の研究実績などから、その研究内容を予測する。
  37. The AI technique that could imbue machines with the ability to reason
    現在の人工知能(AI)研究の主流となっている「教師あり学習」は、画像認識などで大きな成果をあげているが、適用範囲は限られている。フェイスブックの主任AI科学者であるヤン・ルカンは、次のAI革命は「教師なし学習」の研究によってもたらされると考えている。
  38. Facebook’s new poker-playing AI could wreck the online poker industry—so it’s not being released
    フェイスブックが作った
    ポーカーAIがプロに圧勝、
    強すぎて「非公開」
    カーネギーメロン大学とフェイスブックの研究チームの開発した人工知能(AI)プログラムが、多人数制ポーカーでプロのポーカープレーヤーに勝利する快挙を達成した。多人数制ポーカーには最適戦略が存在しないことが知られており、今回用いられた手法は、商取引や価格設定、車両の経路策定などに応用できる可能性がある。
  39. A new set of images that fool AI could help make it more hacker-proof
    アシカなのにリス?AIだます「敵対的サンプル」6000枚公開
    人工知能(AI)が得意とする画像認識は、一方でだまされやすい性質を持つ。カリフォルニア大学のある研究者は、研究コミュニティがベンチマークとして使うことを意図した「敵対的サンプル」のデータセットを公開した。
  40. Machine learning has been used to automatically translate long-lost languages
    マサチューセッツ工科大学(MIT)などの研究者が、古代文字を解読できる機械学習システムを開発し、クレタ島の古代文字である線文字Bを解読させることで、システムの能力を実証した。大規模データベースに頼らずに言語を翻訳する手法を採用しており、今までに解読されていない古代言語を翻訳できるかもしれない。
  41. An AI app that “undressed” women shows how deepfakes harm the most vulnerable
    「ディープヌード」騒動、拡大するAIコラ画像問題の根深さ
    人工知能(AI)技術を使って女性の画像からヌード画像を作成するアプリケーション「ディープヌード」はすぐに削除された。だが、弱い立場にある人々を標的にした嫌がらせは、今後ますます増えていくだろう。
  42. A new deepfake detection tool should keep world leaders safe—for now
    人工知能(AI)を利用した、本物と見まがうばかりのディープフェイク映像が問題となっている。体の動かし方に注目することで、ディープフェイク映像を見破る手法がコンピュータービジョン・カンファレンスで発表された。
  43. The future of AI is in Africa
    食料や医療などの重大な課題を抱えるアフリカ地域でいま、機械学習コミュニティが発展している。IBMやグーグルなどが相次いで研究所を開設したほか、機械学習を教える大学課程や他の教育プログラムも急増中だ。「現実から乖離」する人工知能の世界に、新風を吹き込む可能性がある。
  44. Your smart speaker could know if you’re having a cardiac arrest
    「死戦期呼吸」を音で識別、突然死をアプリで防ぐ
    心停止になった際に、手遅れになる前に外部に助けを求められるアプリケーションをワシントン大学の研究チームが開発した。心停止時に患者が発する特徴的な呼吸音(ギャスピング音)を聞き分けるように訓練した機械学習アルゴリズムを利用する。
  45. How a century-old tech giant is making a comeback with AI
    「老舗」巨大テック企業IBMはMITとの共同研究で何を目指すのか?
    「老舗テック企業」のIBMはMITとのパートナーシップで、AI分野での強大な地位を再び築こうとしている。その狙いとビジョンをIBM幹部が語った。
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