KADOKAWA Technology Review
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知性を宿す機械

ロボットや人工知能、機械学習、さらに自律型の乗り物やドローン、量子コンピューティングについて。

  1. Your smartphone’s AI algorithms could tell if you are depressed
    スタンフォード大学のフェイ・フェイ・リー教授らのチームは、スマートフォン・ユーザーの顔や声を認識する機械学習アルゴリズムを用いることで、うつ病の兆候を検出できるソフトウェアを開発した。どこにいても、コストをかけずに精神疾患の診断ができるようになるかもしれない。
  2. インテルが新AIチップ発表
    フェイスブックとの協業で
    エヌビディアに対抗
    インテルはCES 2019で、フェイスブックと共同で開発した新しい人工知能(AI)チップを発表した。「競合他社よりも高速」だという新チップで、AI分野で先行するエヌビディアを追う。
  3. ワシントン大学の研究チームが、静止画上の人物をアニメーション化して、写真から歩き出させることを可能にする手法を開発した。2次元の人物画像から3次元のポーズを判別するのは困難な問題とされているが、研究チームは2次元の切り抜きを歪ませる方法を開発することでそれを解決した。
  4. AIはどこまで成長したか?
    データで見るブームの実態
    人工知能(AI)技術の急速な進歩は、産業や社会に大きな影響を及ぼしているが、誇大広告も多く、実態を把握することは容易ではない。マサチューセッツ工科大学やハーバード大学の研究者たちが、AIブームに関するさまざまなデータをまとめた報告書を公開した。
  5. エヌビディアが、敵対的生成ネットワーク(GAN)を使った人工知能(AI)による新たな偽造の取り組みを発表した。生成された画像は信じられないほどリアルだ。

知性を宿す機械の最新ニュース

  1. Female black journalists and politicians get sent an abusive tweet every 30 seconds
    「30秒に1回」、ツイッターに蔓延するマイノリティ攻撃の実態
    ツイッター上には荒らし行為や嫌がらせが蔓延している。最新の機械学習を用いたアムネスティ・インターナショナルの研究によると、黒人女性の政治家やジャーナリストは特に攻撃の対象となる確率が高いことが明らかになった。
  2. A radical new neural network design could overcome big challenges in AI
    深層学習ニューラル・ネットワークは、機械学習の分野に大きな進歩をもたらしたが、健康状態の変化などの連続的な過程をモデル化するのには適していない。トロント大学などの研究チームが、この課題を解決した新たな機械学習の設計手法を提案した。
  3. Facial recognition has to be regulated to protect the public, says AI report
    無規制に広がる「顔認識」
    利便性の裏に潜む
    監視・差別のリスク
    急速に広がる顔認識テクノロジーには規制が必要だ——。ニューヨークの有力シンクタンク「AIナウ(AI Now)」が発表した新たな報告書はその問題点を指摘する。
  4. Uber has cracked two classic ’80s video games by giving an AI algorithm a new type of memory
    従来のAIが苦手とする2つのビデオ・ゲームをウーバーAI研究所のメンバーが「攻略」した。人間を大きく上回るスコアを叩き出した新しいアルゴリズムは、ロボットなどの機械を現実世界で活用するときにも役立ちそうだ。
  5. Making AI algorithms crazy fast using chips powered by light
    光を利用して計算を実行する光学チップの開発はこれまで失敗に終わってきたが、人工知能(AI)における深層学習の隆盛により成功を収める可能性が出てきた。光学チップは深層学習の中心となる行列乗算に適しているうえ、非線形的な性質を持つニューラル・ネットワークの計算にも秀でているからだ。
  6. Can you make an AI that isn’t ableist?
    IBMの研究者が目指す
    「障がい者差別」のない
    AIの世界
    人工知能(AI)システムが性別や人種に基づく偏見を持つことが広く問題視されていることに比べると、障がいを持つ人に対して不公平であることは見落とされがちだ。障がいを持つ人に対する差別をなくすことは、性別や人種に基づく差別を根絶することよりもはるかに難しい問題となる。
  7. Quantum computers pose a security threat that we’re still totally unprepared for
    従来の暗号技術は強力な量子コンピューターを使えば破られてしまう可能性が高い。専門家らは、強力な量子コンピューターの登場までの期間を10年と見積もる一方、「量子耐性」を持つ暗号技術の開発・普及には早くとも20年はかかると指摘する。
  8. Canada and France propose an international panel to assess AI’s dangers
    AIのルール作り主導、カナダとフランスが政府間パネルを発表
    カナダとフランスがAIに関する政府間パネルの設立を発表した。広く参加を呼びかけ、人工知能(AI)の倫理問題に関するルールづくりを主導したい考えだ。米国と中国の対立が深まる中、優秀な技術者を多数輩出してきた両国が呼びかける意義は大きい。
  9. Machine learning, meet quantum computing
    イタリアのパヴィア大学の研究チームは、IBMの5キュービットの量子プロセッサー上にパーセプトロンを実装し、単純なパターンの初歩的な分類ができることを確認した。その後、IBMは16キュービットの量子プロセッサーをWeb上で利用できるようにしており、量子パーセプトロンの性能が飛躍的に向上するのは時間の問題だ。
  10. AI software can dream up an entire digital world from a simple sketch
    映像で3Dモデルを自動生成
    エヌビディアがトップ学会で
    発表した驚きの新技術
    本物のような3DCG映像を作るには、高いスキルと創造性、忍耐が必要だ。エヌビディアが開発したソフトウェアは、GANを使って映像から3Dモデルを生成し、レンダリングまで自動化する画期的なものだ。
  11. Deepfake-busting apps can spot even a single pixel out of place
    AIが生成したディープフェイク画像を見破るテクノロジーをダートマス大学の教授が開発中だ。独自のアルゴリズムで画像が撮影された瞬間の整合性を検証。スマホメーカーやソーシャル・メディア企業と組んでディープフェイクに対抗したい考えだ。
  12. Inside the world of AI that forges beautiful art and terrifying deepfakes
    AIに創造性を吹き込む「GAN」とはどんなテクノロジーか?
    敵対的生成ネットワーク(GAN)はAIの創造性を伸長させると同時に、ある種の「危うさ」をもたらしている。その基礎となる考え方を紹介しよう。
  13. Alibaba already has a voice assistant way better than Google’s
    アリババは、複雑な人間同士の会話に対処する音声アシスタントを提供している。1日につき何百万件ものリクエストを扱うその実力はグーグルをも上回る。
  14. Four billion people lack an address. Machine learning could change that.
    MITとフェイスブックが挑む、40億人に「住所」を与える方法
    75億人とも言われている世界人口のうち、約40億人が物理的な住所を持っていない。この状況を打開するために、テクノロジーを使って新しい住所の生成に挑む研究者たちがいる。
  15. Why we can’t quit the QWERTY keyboard
    コンピューティングは進化し続けているが、入力装置としてのキーボードは150年間変わっていない。キーボードがいまも優れた道具だからだ。だが、携帯電話の出現でキーボードは変容を始め、脳内の考えを読み取ったり、筋肉のわずかな動きで入力したりする装置も現れた。「キーボードを使わない日」はやってくるのだろうか?
  16. A US attempt to keep AI out of China’s hands could actually help China
    米国の「AI輸出規制」はむしろ中国に追い風だ
    米国のAIテクノロジーの中国への輸出規制は、米国企業の競争力を低下させるリスクがある。そのうえ規制のない中国のほうが、AIの開発、商品化が有利になる恐れもある。
  17. The US military is testing stratospheric balloons that ride the wind so they never have to come down
    米軍の研究開発機関であるDARPAが成層圏気球(高高度気球)を開発中だ。新センサーを使って宇宙空間手前の定点で無期限に漂えるこの気球は、本来の軍事目的以外にも応用できそうだ。
  18. A robot scientist will dream up new materials to advance computing and fight pollution
    米国のスタートアップ企業が、人工知能(AI)と ロボット工学を活用して、新しい化合物の設計からテストまでのプロセスを自動化する「自動運転ラボ」を開発した。機械学習を使うことで、従来のアルゴリズムより迅速かつ効果的に新素材を見つけられるという。
  19. One of the fathers of AI is worried about its future
    人工知能(AI)が学問的な興味の対象から、実世界に大きな影響を及ぼす強力なテクノロジーへと変貌するにつれて、各国間の競争激化や少数企業による寡占、軍事利用などが大きな問題となっている。「深層学習の父」の一人と言われるヨシュア・ベンジオに、AIをとりまく現状の課題と将来について聞いた。
  20. What is machine learning? We drew you another flowchart
    いまさら聞けない「機械学習」とは何か?フロー図を描いてみた
    現在人々が人工知能(AI)について語るとき、ほとんどの場合、機械学習と呼ばれるAIの1つのカテゴリーにおける進展や成果を指している。ネット上のお薦めシステムや検索エンジンなどで使われている機械学習の手法は、1986年のジェフリー・ヒントンの発明に基づくものであり、ほぼ30年ぶりに復活して隆盛を極めている。
  21. Harvard wants to school Congress about AI
    日本ではパソコンを自分で打たないサイバーセキュリティ担当大臣が話題だが、米国では議員の人工知能(AI)に対する知識不足が問題となっている。ハーバード・ケネディー・スクールの主任研究員らが立ち上げたイニシアティブでは、議員らを対象としたブートキャンプ(集中特訓)を実施し、AIのテクノロジーや倫理的問題について学んでもらう考えだ。
  22. The rare form of machine learning that can spot hackers who have already broken in
    セキュリティ対策に新潮流、「教師なし」機械学習で内部不正検出
    英国の情報機関出身者らが創業したサイバーセキュリティ企業は、教師なし学習の手法を用いて、情報漏洩などの内部不正を発見するアルゴリズムを開発している。一般によく用いられている、教師あり学習を用いた不正侵入検知アルゴリズムの弱点を補完するものだ。
  23. The quirky ways AI researchers gather data to feed their algorithms
    自然言語処理のトップ学会で発表されたデータ収集方法4つ
    機械学習に必要な訓練データをいかにして収集するか。自然言語処理の年次学会である「EMNLP」で発表された、独創的なデータ収集方法を4つ紹介しよう。
  24. Amazon is the invisible backbone behind ICE’s immigration crackdown
    「政商」化するアマゾン、米政府の重要インフラでシェア圧倒
    アマゾンが米国政府による監視活動を支える主要インフラを提供している、との調査報告が公開された。アマゾンは政府となれ合い、巨額の政治資金を背景に政府との巨額の契約を結んでいるとも指摘されている。
  25. Is this AI? We drew you a flowchart to work it out
    「人工知能ってなに?」あなたはこの質問に答えられますか
    人工知能(AI)は非常に幅広い概念であり、その定義は絶えず進化している。どんなアルゴリズムでも、コンピューター・プログラムでも、十把ひとからげにAIと呼ばれてしまうこともしばしばだ。現時点でAIと呼ばれているものは何なのか、究極的に何を目指しているのか考えてみた。
  26. AI is not “magic dust” for your company, says Google’s Cloud AI boss
    人工知能(AI)技術は今後、企業のビジネスにどのような影響を与えるのだろうか。カーネギーメロン大学のコンピューターサイエンス学部長からグーグルのクラウドAI事業責任者に転じたアンドリュー・ムーアに話を聞いた。
  27. Your next doctor’s appointment might be with an AI
    日本と同様に高齢化が進む英国では、医療費の抑制が課題だ。そこで現在、ロンドンでは約4万人が、医師に代わって患者を診断する人工知能(AI)チャットボットのアプリを利用している。AIが診断することで、自己治療で済む人々が病院に行かなくなり、医師の過重労働を軽減し、医療コストを削減できるという。
  28. An AI physicist can derive the natural laws of imagined universes
    学習によって物理法則を見つけ出す人工知能(AI)システムが登場したとはいえ、現実世界のさまざまな煩雑な詳細から必要な情報だけに注目して物理法則を導き出す人間の能力には遠く及ばない。しかし、 MITの研究者は、物理学者が研究に用いている秘訣をAIシステムに教えることで、現実を模倣した複雑な架空世界で物理法則を導き出すことに成功した。
  29. For safety’s sake, we must slow innovation in internet-connected things
    著名なサイバー・セキュリティ専門家であるブルース・シュナイアーは、インターネット接続機器の安全を確保するために、政府による法的規制が必要だという。イノベーションを遅らせてでもセキュリティを優先すべき理由とは何か? MITテクノロジーレビューのインタビューで語った。
  30. AI can’t replace doctors. But it can make them better.
    「AIは医師を置き換えない」 ある医療現場からの報告
    人工知能(AI)の進歩により、医者は不要になるだろうと主張する人々がいる。しかし、サンフランシスコの小児科医である筆者は、そうした主張を否定すると同時に、あふれるデータへの対応でオーバーワーク気味の医者をAIが解放することで、患者に向き合う時間を増やせるだろうと述べている。
  31. A global ethics study aims to help AI solve the self-driving “trolley problem”
    誰かを犠牲にしなければならないとしたら、誰を犠牲にするべきなのか? 究極の選択とも言える「トロッコ問題」を問う世界規模の調査で国民性の違いが浮き彫りになった。自動運転の開発ではこの結果をどう生かすべきか。
  32. Establishing an AI code of ethics will be harder than people think
    AIのバイアス問題は
    「倫理」で解決できるのか
    人工知能(AI)が日常生活のさまざまな場面で使われるようになり、AIが導き出す差別的な結果に対する懸念が高まっている。ニューヨークで開催されたシンポジウムでは、倫理だけでは問題は解決できないとして、「基本的人権」の観点から検証してはどうかとの提案がなされた。
  33. Neural networks don’t understand what optical illusions are
    機械学習システムの競争式生成ネットワーク(GAN)は、本物と見まがうような画像を自ら作り出せるようになった。米ルイビル大学の研究者はGANを使って、人間に目の錯覚を起こさせるような画像を作成させようとしたが、実験は失敗に終わった。
  34. The US military wants to teach AI some basic common sense
    AIには「常識」が足りない
    DARPA新コンペの狙い
    人工知能(AI)の強力な手法である深層学習を使ったシステムでも、未だに愚かな誤りを繰り返している。その大きな理由の1つが、「一般常識の欠落」だ。米国防高等研究計画局(DARPA)は、AIの重大欠陥を改善すべく、新たなコンペを実施することを発表した。
  35. Even the best AI for spotting fake news is still terrible
    フェイクニュースばかり撒き散らしているニュースサイトはどこか? 従来のような人力での評価に頼らず、人工知能によってニュース・ソースの「事実性」を評価する研究が進んでいる。「史上最大規模」という研究からは課題も見えてきた。
  36. Meet the winner of robotics’ World Cup
    「もう1つのW杯」で見えた、人型ロボットの進歩と課題
    ロシアで開催されたサッカー・ワールドカップ大会に人々が熱狂していたちょうどその頃、地球の反対側ではロボットたちによるサッカー大会「ロボカップ(RoboCup)」が開催されていた。人型ロボット大人サイズの部で2年連続で優勝したロボット「ニンブロ」からは、ロボット工学の著しい進歩と改良点が見える。
  37. Waymo’s cars drive 10 million miles a day in a perilous virtual world
    グーグルの兄弟会社であるウェイモが、公道における自律自動車の走行距離で世界最長となる1000万マイル(1610万キロ)を達成した。現実世界では難しい過酷な環境下での試験を重ねるため、ウェイモの自律自動車はバーチャル環境でも膨大な距離を走り続けている。
  38. The US is hastening its own decline in AI, says a top Chinese investor
    中国の著名な投資家兼起業家であるカイフ・リー(元グーグル副社長)が、米国と中国の人工知能(AI)開発競争に関して、MITテクノロジーレビューに語った。米国にとっての本当の脅威は、中国ではなく、基礎的なAI研究が後回しになっていることであり、AIの優秀な人材が産業界に吸い上げられていることだという。
  39. The demise of Rethink Robotics shows how hard it is to make machines truly smart
    ロボット界の著名人であるMITのロドニー・ブルックス教授が2008年に創業したロボット開発会社が、事業を停止することを明らかにした。産業ロボット業界が好景気に沸いている中での廃業は、AIを活用した知性を持つロボットの商業的な成功が、いまだ困難な課題であることを示している。
  40. Algorithms can turn any scene into a comic
    ある絵画の画風を、別の画像に移植する「ニューラル・スタイル・トランスファー」の研究はこれまで、ピカソやゴッホといった芸術家の絵を対象にすることが多かった。ワルシャワ工科大学の2人の研究者は、様式化の度合いがより高いマンガを用いて、複数の手法で画風を移植し、どの手法がもっともうまく処理できるかを評価した。
  41. New autonomous farm wants to produce food without human workers
    サンフランシスコ近郊に新たに開設された自動化農園では、「ザ・ブレイン」と呼ばれるソフトウェアの監視のもと、機械が緑葉野菜を栽培している。農業従事者の減少と生鮮食料品の輸送距離という2つの課題を解決することが、この農園の目標だ。
  42. Stretchy stick-on patch can take blood pressure readings from deep inside your body
    カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究者が、皮膚に張り付けるだけで、中心血圧を継続的に測定できるパッチを開発した。センサー付カテーテルなどに比べると人体に対する侵襲性が極めて低いパッチを使用することで、心臓などの臓器の状態をはるかに容易にモニターできるようになる可能性がある。
  43. Data mining reveals the hidden laws of evolution behind classical music
    京都大学の中村特別研究員と東京大学の金子教授は、16世紀から19世紀における西洋音楽の様式の変化が、進化のプロセスで説明できることを明らかにした。この研究で採ったアプローチは、言語やファッション、科学の進歩など他の文化的現象の理解にも役立つ可能性がある。
  44. Three robot advances that’ll be needed for DARPA’s new underground challenge
    「地下」がテーマのDARPAロボコン、優勝に必要な要素はこれだ
    米国防総省の研究機関であるDARPAが、「地下」でのロボットコンテストを発表した。厳しい環境下で成果を出せれば、ロボットの新たな進化を加速できる可能性がある。
  45. A Chinese search and AI giant says it could help Google make a comeback
    グーグルは中国への再進出に当たり、検閲機能を組み込むなどの妥協を強いられ、従業員の反発を招いている。中国第2位の検索エンジンであるソゴウ(Sogou:捜狗)のCEOは、グーグルが中国市場に再進出するのであれば、中国当局による規制や検閲への対処で支援できるだろうと述べた。
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