中国の軍事AI予算は意外と少ない、米シンクタンクの最新調査
知性を宿す機械

Yes, China is probably outspending the US in AI—but not on defense 中国の軍事AI予算は意外と少ない、米シンクタンクの最新調査

米国の政府関係者たちは、中国政府が軍事AI(人工知能)に多額の支出をしており、米国はAI軍拡競争で大きく後れを取っていると主張している。しかし、米シンクタンクの最新の研究によると、中国が軍事AIに費やしている金額は、当初想定されていた額よりもはるかに少ないようだ。 by Karen Hao2019.12.10

ワシントンDC関係者の間で、中国政府が人工知能(AI)に費やすと予想される数字が飛び交っている。2020年までに700億ドルというもので、2017年の推定120億ドルから大幅に増える予想だ。この巨大な数字は元々、2018年に米国空軍中将の講演で発表されたものだが、その出所はいささか謎だ。それでも政策コミュニティ内に根強い恐怖を扇動するのには一役買った。米国がいわゆるAI軍拡競争で甚だしく負けているというわけだ。

この筋書きによると、中国が米国を大きく上回っているのはAI研究全体のみではなく、特に軍事AI だという。米国が中国の支出に追いつき追い越すような積極的な動きをしなければ、米国、そして民主主義はやがて崩壊するというのだ。

だが、セキュリティ&エマージング・テクノロジー・センター(CSET:Center for …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。