The coolest thing about smart glasses is not the AR. It's the AI.
ようやく物になったスマートグラス、真価はARではなくAIにある
メタとスナップが相次いでスマートグラスを発表した。両社とも、拡張現実(AR)をスマートグラスの売りとしているが、マルチモーダルAIとシームレスにやり取りできることに意味がある。 by Mat Honan2024.10.05
- この記事の3つのポイント
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- メタとスナップがARメガネを発表し注目を浴びている
- ARメガネの真の価値はAIとのシームレスな対話にある
- マルチモーダルAIとの組み合わせで人と世界のかかわり方が変わる
この記事は米国版ニュースレターを一部再編集したものです。
念のためにお伝えしておこう。時代は次の巨大消費者市場向けデバイス・カテゴリー「スマートグラス」に猛然と突き進んでいる。メタ(旧フェイスブック)は9月25日の開発者向けカンファレンスで、驚異の拡張現実(AR)メガネ「オライオン(Orion)」を発表した。 スナップ(Snap)は9月17日に、新型「スナップ・スペクタクルズ(Snap Spectacles)」を披露。グーグルは6月のグーグルIOでARメガネの発表を予告し、アップルも独自のモデルを開発していると噂されている。やれやれ。
メタとスナップは、そのメガネを報道陣の手元に(あるいは顔面に)用意した。そして両社は、長年待ち望まれたARのスペックがついに「モノ」になったことを証明した。 ただ、この今の状況で私が興味をひかれるのはARではない。人工知能(AI)である。
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