フラッシュ2022年2月4日
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マウスの「毛づくろい」をAIで検出、動物実験を省力化=東大
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京大学の研究チームは、人工知能(AI)技術を利用して、動画から自動的にマウスの毛づくろい(グルーミング)を検出する方法を開発した。人間の目視による観察とほぼ同様の精度で検出できるという。
研究チームは、マウスを入れたケージをビデオカメラで撮影し、動画をフレームごとにまとめて「グルーミングなし」「顔のグルーミング」「体のグルーミング」に分類。ラベル付けしたデータを教師データとして畳み込みニューラルネットワークに学習させた。その後、別の動画をサンプルにマウスの行動を予測させたところ、およそ80%の確度でマウスのグルーミング行動を検出した。さらに誤検出のパターンを解析し、フィルターで補整した結果、もっとも精度の高い、体のグルーミング行動の検出では感度が91.9%・陽性的中率が88.5%だった。
顔や体をグルーミングする頻度や長さ、対象部位は、動物の心理的、身体的な状態を知る上で有用とされ、今回の成果によって動物実験の省力化と評価速度の向上が期待されている。研究成果はフロンティア・イン・ビヘイビラル・ニューロサイエンス(Frontiers in Behavioral Neuroscience)誌で発表された。
(笹田)
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