フラッシュ2024年2月25日
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気候変動/エネルギー
ホウ化水素シートから電気で効率的に水素を生成=東工大など
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京工業大学、大阪大学、筑波大学の研究グループは、新しい方法で水素エネルギーを取り出す技術を開発した。
ホウ化水素シートから常温・常圧で、電気エネルギーのみを用いて水素を生成することに成功した。ホウ化水素シートは、軽量で安全、かつ質量水素密度が非常に高い物質で、近年日本で開発された。これまで水素を取り出す手法として、加熱や紫外線照射が知られていたが、いずれも効率に課題があった。今回の研究では、ホウ化水素シートに電子を注入することで、効率的に水素を放出できることが明らかになった。
この方法では、イオン交換法で合成したホウ化水素シートをアセトニトリル溶媒に溶かし、電極を用いて電気化学的に水素を生成。このプロセスは、90%以上の高いファラデー効率を示し、ホウ化水素シートからの水素放出に成功した。また、この手法は水やギ酸など他の水素源と比べても生成速度が速く、必要な電気エネルギーも少ないことが分かった。さらに、水素放出後もホウ化水素シートは構造を維持しており、持続的に水素を生成できる可能性が示唆されている。
研究成果は2月1日、スモール(Small)誌にオンライン掲載された。
(笹田)
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