気候変動/エネルギー
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What’s next for nuclear power
転換期を迎えた原子力発電、
2025年はこう動く
原子力に対する関心が世界中で改めて高まっている。従来型原子炉の建設、次世代原子炉の実証、既存施設の運転期間延長、閉鎖施設の再開などの動きが各地で進んでおり、2025年は原子力業界にとって転機の年になるだろ。 by Casey Crownhart2025.01.21
- この記事の3つのポイント
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- 気候変動対策と電力需要増加により原子力発電への注目が高まっている
- 世界各地で原子炉の新設や運転期間延長、閉鎖施設の再開が進行中だ
- 次世代原子炉の実用化が間近に迫り、2025年は重要な転換点となるだろう
70年以上にわたって世界各地で電力を生み出して原子炉は、劇的な転換期に差し掛かっている。
電気自動車からデータセンターまで、世界中の電力需要が高まる中、原子力発電所の新設、既存発電所の運転期間の延長、さらには閉鎖された施設の再開に、改めて関心が高まっている。原子炉の設計を刷新する取り組みも活発化しており、2025年はいわゆる次世代原子炉にとって、理論上の概念から建設段階へと歩みを進める大きな試練の年となるだろう。
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