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We need to protect the protocol that runs Bluesky
SNSは億万長者から解放されるか? Blueskyが描くネットの理想
ソーシャルメディアは今や、一握りの億万長者のやりたい放題の場になってしまった。ブルースカイはソーシャルメディアを私たちに取り戻すための構造と仕組みを備えており、デジタルの未来を確保するのに重要な役割を果たすだろう。 by Deepti Doshi2025.01.24
- この記事の3つのポイント
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- メタとツイッターのCEOが個人的な判断でモデレーションのルールを変更
- ブルースカイは分散型のオープンプロトコルを採用し、より健全なSNSを目指す
- プロトコルを管理する非営利財団設立などの取り組みが必要だ
メタのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は1月7日、同社が第三者によるファクトチェックを終了することを発表した。これは衝撃的な方針転換ではあったが、必ずしも驚くべきことではなかった。このことは、億万長者の手のひら返しが、インターネット上での私たちの社会生活に影響を与えた最新の例にすぎない。
2021年1月6日以降、ザッカーバーグはフェイスブックの「業界をリードするファクトチェック・プログラム」について議会で誇らしげに語り、ドナルド・トランプをフェイスブックから追放した。しかし、わずか2年後、彼はトランプの復帰を歓迎した。そして昨年、ザッカーバーグは保守派の下院議員ジム・ジョーダンに、ファクトチェック中の疑わしいコンテンツをメタが降格させることはもうないと、内々に保証していた。
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