KADOKAWA Technology Review
×
なぜイーサリアムは
ビットコイン以上に
世界を熱狂させるのか?
Patrick Kyle
カバーストーリー 無料会員限定
This Is the Reason Ethereum Exists

なぜイーサリアムは
ビットコイン以上に
世界を熱狂させるのか?

ビットコインが有名になるにつれて、その中核技術であるブロックチェーンを様々な用途に使おうとする試みが増えている。しかし、ビットコインのブロックチェーンは基本的に通貨取引向けなので、適用範囲に限界がある。そこで注目されているのが「イーサリアム」だ。 by Mike Orcutt2017.11.02

「初めにビットコインありき」。 多くの人にとってビットコインはデジタルマネーのアイデアと同義語になっており、時価総額は約1000億ドルに達する。しかし、二番目に価値のある通貨「イーサ(Ether)」のほうが、数々の見出しを飾る年上の兄弟姉妹(ビットコイン)よりもずっと面白いかもしれない。イーサがなぜそれほど人気があるのかを理解するためには、イーサと関わる「イーサリアム(Ethereum)」と呼ばれるソフトウェアがそもそもなぜ存在しているかを知ることが役に立つ。

2008年のハロウィンの日、サトシ・ナカモトという名前を使った人物、あるいはグループが、ピア・ツー・ピア(P2P)の価値交換(ビットコイン)を促進するコンピューター「分散」ネットワーク・システムに関するホワイト・ペーパーを発表した。ネットワーク上に分散して存在するコンピューターは、認証したすべての取り引きを、共有・暗号化された会計台帳に記録する。ナカモトは、「ブロック」と呼ぶひとまとまりの取り引きで構成されているこの台帳を「ブロックチェーン」と呼んだ。それぞれのブロックは、先行する取り引きのブロックと暗号に …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Can the US battery market untangle from China? 送電網の蓄電池から中国製を締め出し、米国が払う「自立」の代償は
  2. Promotion How AI could reshape Japan’s white-collar workforce 【10/6開催】AIで浮いた人材、次の一手は地方に——冨山和彦氏ら登壇
  3. Meet a mouse whose brain cortex is made up of human cells 脳容積の半分がヒト細胞に、スタンフォード大が作った「異種皮質マウス」
  4. This geneticist’s age-reversal tech could help restore sight 失明マウスの視力回復に成功、若返りブームの震源となった研究者
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る