聴くMITTR:広がる中国のネット規制、OSSやコメントにも
今週のオーディオ・ムック(β)は、中国の最新のネット規制動向を伝える記事を3本紹介する。 by MIT Technology Review Audio Studio2022.06.29
中国のインターネット規制の強化を印象付ける出来事が相次いでいる。ここ数カ月の間に、圧倒的な影響力を持つインフルエンサーの動画が配信停止に追い込まれたほか、「中国のギットハブ(GitHub)」とも呼ばれるソースコード共有サイトで一部のソースコードが非公開にされた。新たに発表された規制案では、動画などへのユーザーのコメントの書き込みも検閲対象になるという。中国のインターネット業界でいま何が起きているのか?
今週のオーディオ・ムック(β)は、中国のネット規制の最新動向を伝える記事を3本紹介する。
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今週の収録記事
中国がネット規制強化案、コメントや弾幕も事前検閲対象へ
中国でネットのコンテンツ規制をユーザーのコメントにまで拡大する新たな規制案が検討されている。「すべてのコメントを公開前に審査せよ」との要請はどこまで現実的か。
桁外れの中国トップ・インフルエンサー、一夜にして転落
ネット通販で一度に数十億ドル相当を売り上げることもある中国のトップ・インフルエンサーが突然、活動を停止した。消費行動に絶大な影響力を持つインフルエンサーの勢力図が変わりつつある。
中国版ギットハブ、コードを検閲・遮断か? OSS開発者に衝撃
中国におけるギットハブの競合サービスとして人気の「ギッティ(Gitee)」で公開されていたソースコードが一部非公開となり、中国のオープンソース・コミュニティに衝撃を与えている。理由は明らかではないが、中国政府による検閲が疑われており、イノベーションを阻害する恐れが指摘されている。
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