【9/10開催】伝説の玩具「アームトロン」開発者が誕生秘話を語る
40年以上の時を経て、今なお世界のロボット工学者を魅了する伝説のおもちゃ 「アームトロン」。その開発者が設計思想や創意工夫を語るイベントを9月10日に開催する。 by MIT Technology Review Event Producer2025.08.15Sponsored
1982年、トミー(現タカラトミー)から発売された「アームトロン」。単1電池2個とDCモーター1個というシンプルな構成で、本格的な6軸ロボットアームを実現したこのおもちゃが、40年以上の時を経て、世界のロボット工学界で再び注目を集めています。今年4月に掲載されたMITテクノロジーレビューの記事では、ボストン・ダイナミクスでアトラスやスポットの開発に携わったエンジニアが「玩具だと分かっていても、あれは本物のロボットでした」と語り、カリフォルニア大学バークレー校の教授が「今日まで手放さずにきて、まだ動きます。これは宝物です」と述べています。こうした現代のAI・ロボット工学者たちがアームトロンに見出す価値とは何なのでしょうか。
本イベントでは、アームトロンの生みの親であるタカラトミーの渡辺広幸氏(技術開発部 試作開発課 フェロー)と木口敬純氏(技術開発部 試作開発課 課長)をお迎えします。なぜ複雑な動作を実現できたのか、どのような設計思想がこの「伝説のおもちゃ」を生んだのか、そして現代の玩具開発やモノづくりに通じる普遍的な価値とは何なのか——。さまざまな制約の中から生まれた1つのおもちゃに込められた技術者の情熱と創意工夫をお話いただきます。
※本イベントは東京・市ヶ谷KADOKAWAセミナールームでの開催となります。オンライン配信はございません。
■Emerging Technology Niteとは
MITテクノロジーレビュー[日本版]が平日夜に開催しているレギュラーイベントです。最前線で活躍する研究者や起業家など有識者の方をお招きし、いま注目したいエマージング・テクノロジー(萌芽技術)や社会の最新動向をリアルの場でお届けします。
■登壇者紹介
渡辺広幸(わたなべ・ひろゆき)
株式会社タカラトミー 技術開発部 試作開発課 フェロー 2022年退職
1955年山形県生まれ。1974年県立寒河江工業高等学校 電気科卒業後、トミー工業入社開発部所属。途中海外向け中心の玩具開発インベンターにて修行後、2009年タカラトミー開発部門へ復職。この間49年、ほぼ一貫して動くおもちゃの開発に従事、玩具における機構、構造を専門に開発および製品化。退職後は自ら玩具機構技師を名のり、おもちゃつくりからの発想で実用品にも使えるような機構を研究中。
木口敬純(きぐち・たかずみ)
株式会社タカラトミー 技術開発部 試作開発課 課長
1985年茨城県生まれ。2009年、株式会社タカラトミー入社。トミカシリーズの企画職を6年経験した後試作開発課へ異動、渡辺広幸さんに師事して玩具の機構設計、試作を学ぶ。トミカワールド、シンカリオンZ、シンカリオンCWシリーズなどの試作を担当。
- Emerging Technology Nite #34 世界のロボット工学者を魅了する伝説のおもちゃ「アームトロン」 開発者が語る誕生秘話
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日時 2025年9月10日(水) 19:00〜21:00(18:45 受付開始) 定員 60人
会場60名のみ(先着順/配信はありません)場所 KADOKAWAセミナールーム(東京都千代田区五番町3−1五番町グランドビル7階 (市ヶ谷駅から徒歩5分)) 料金 一般:1,000円
MITテクノロジーレビュー有料会員:クーポン利用で無料
※会員価格で申し込むには、会員情報の画面から割引コードを取得し、Peatixのチケット購入時に入力してください。
※新規お申し込みも対象となりますが、満席の場合はご容赦願います。主催 MITテクノロジーレビュー[日本版] プログラム 19:00〜19:05 ご挨拶(MITテクノロジーレビュー)
19:05〜19:45 渡辺広幸氏・木口敬純 氏 講演「世界のロボット工学者を魅了する伝説のおもちゃ「アームトロン」開発者が語る誕生秘話」
19:45〜19:55 休憩
19:55〜20:35 質疑応答(渡辺 広幸氏・木口 敬純 氏、モデレーター:遠藤 諭 MITテクノロジーレビュー[日本版]アドバイザー)
20:35〜20:55 名刺交換・交流タイム
21:00 終了/閉場注意事項 ※イベント開催時間、各プログラムの開始終了時間は状況により変更する場合がございます。
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