Cover Story
見るために、消す—— ローマン宇宙望遠鏡が挑む 太陽系の外の「木星」
NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡は、宇宙で初めて「アクティブ」コロナグラフを搭載する。恒星のまぶしい光を能動的に打ち消し、その隣にある系外惑星を直接撮影する装置だ。2枚の変形鏡が、水素原子の10分の1ほどの精度で光を消す。狙うのは、太陽系の木星によく似た成熟した惑星である。
by Eshan Raul-
環境モニタリングは地域の基盤技術へ 村上ウェインライト治子MIT准教授
マサチューセッツ工科大学(MIT)原子核科学・工学科/土木・環境工学科の准教授である村上(ウェインライト)治子氏は、環境モニタリングと水理シミュレーションを専門に、核汚染や気候変動が水循環・生態系に及ぼす影響を研究してきた。環境モニタリング技術の最前線と社会課題との向き合い方、そしてイノベーターの条件について、Innovators Under 35 Japan 2026の審査員を務める同氏に話を聞いた。
by MIT Technology Review Japan -
カナダの水力でNYを動かす、60億ドルの送電線が抱える2つの弱点
5月に開通したシャンプレーン・ハドソン・パワー・エクスプレス(CHPE)は、ケベック州の水力発電でニューヨーク市の電力需要の最大20%を賄える、北米最長の地中送電線だ。総工費は60億ドル。だが滑り出しは順調とは言えず、7月はほとんどの期間停止していた。さらに、電源であるケベックの干ばつという不安も残る。
by Casey Crownhart