フラッシュ2023年7月25日
-
東大発スタートアップ、67億パラメーターの日本語LLMをOSSで公開
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京大学発のスタートアップ企業であるLightblue(ライトブルー)は、公開モデルとしては国内最大規模の67億パラメーターの日本語大規模言語モデルを開発し、オープンソース・ソフトウェアとして公開した。ライセンスはApache 2.0。
この言語モデルは、米モザイクML (MosaicML)が公開した多言語大規模言語モデル「MPT-7B」を基にしたもの。グーグルが開発した多言語データセット「MC4」をアレン人工知能研究所(Allen Institute for AI)がそれぞれの言語ごとに利用可能にしたサブセットの日本語部分を使って追加学習した。
Lightblueは、今回公開したモデルを法人向けに提供する。業界用語や部署特有の専門用語、慣習などに合わせて訓練・調整することで、企業や部署によって異なる要望に応じるという。加えて、自社サービスの提供も予定しているとのことだ。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- Inside the controversial tree farms powering Apple’s carbon neutral goal 1日100万本の植林が生む 広大な「緑の砂漠」 ブラジル・セラードの光と影
- Synthesia’s AI clones are more expressive than ever. Soon they’ll be able to talk back. 「不気味の谷」越え近づく? 進化した最新AIクローン技術
- This American nuclear company could help India’s thorium dream インドが描いた「トリウムの夢」、米企業の燃料技術で花開くか
- Inside the controversial tree farms powering Apple’s carbon neutral goal 1日100万本の植林が生む 広大な「緑の砂漠」 ブラジル・セラードの光と影