フラッシュ2024年1月29日
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生物工学/医療
マインドフルネス、セラピスト……不眠症治療に効く方法は?
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京大学、京都大学、江戸川大学、筑波大学、国立精神・神経医療研究センターの研究グループは、不眠症治療における認知行動療法に有効な要素を特定した。認知行動療法は不眠症治療の第一選択肢とされているが、さまざまな要素から成り立っており、どの要素が不眠症治療に有効なのかははっきりしていなかった。
研究グループはすでに公表されている複数の研究論文を基に、不眠症に対する認知行動療法の効果を比較検証するランダム化比較試験を収集。合計3万1452人の参加者を含む241の研究を解析した。解析には、新しい手法である要素ネットワークメタアナリシスを用いた。
その結果、睡眠制限法(横になる時間を短くして深い睡眠を得る方法)、刺激統制法(寝床と睡眠を強く結びつける方法)、認知再構成(不眠に関する否定的な考えを和らげる方法)、マインドフルネス(不眠に対する不安を受け入れる練習)、そしてセラピストによる対面式治療が、不眠症に有効であることが明らかになった。これらは、睡眠の質を高め、不眠症の改善に役立つことが示された。
一方で、睡眠環境の改善やリラクゼーション技術などは、必ずしも有効であるとは確認できなかった。この研究により、不眠症治療において重要な要素とそうでない要素を見極め、より効果的で効率的な治療プログラムを開発する道が開かれることが期待される。
研究成果は1月17日、JAMAサイキアトリー(JAMA Psychiatry)にオンライン掲載された。
(笹田)
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