ボーイング737 MAX、米国でも運行停止が決定
米国連邦航空局 (FAA)は、3月10日に発生したエチオピアでの墜落事故に関して「新たな情報と物的証拠」が見つかったため、ボーイング737 MAXジェット機の運行停止を命じた。ドナルド・トランプ大統領が13日、発表した。
FAAは、乗客ら157名が犠牲になったエチオピア航空の墜落事故について、2018年10月に189名が亡くなったライオン・エア(Lion Air)の墜落事故と非常によく似ていることが判明したため、と説明している。
FAAに対応を迫る声は高まっていた。すべての欧州連合(EU)加盟国を含む40カ国を超える国々がすでに独自の一時運行停止措置を講じている。
ボーイングは今回の運行停止措置を受け入れている。米国では毎日数百もの便で737 MAX 8型および737 MAX 9型の航空機が使われているため、乗客に大きな影響が出そうだ。
エチオピア航空機のブラック・ボックスはフランスに送られ調査されている。ボーイングは、737 MAXの特定モデルに対して、4月にソフトウェア・アップデートを実施すると発表した。それまでの間、多くの規制当局はリスクを避けたい考えだ。
この記事に関する詳細は、「737 MAX二度目の事故、行き過ぎた「自動化」に 問題はないか?」を参照してほしい。
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