KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
人工パターンに集光できるメタレンズ、チップ応用に期待も
Metalens With Artificial Focus Pattern
コンピューティング Insider Online限定
Why metalenses are about to revolutionize chip-making

人工パターンに集光できるメタレンズ、チップ応用に期待も

ミシガン大学の研究者らが、光を点ではなく、人工的に設計したパターンに集中させられるメタレンズを作成した。光を使ってシリコン板の表面に特定のパターンを刻むツールとして、チップメーカーで実用化される可能性がある。 by Emerging Technology from the arXiv2019.07.17

メタレンズは、現在登場しつつある、とりわけすばらしい新しいマイクロデバイスの1つだ。従来のひし形のレンズを再設計したメタレンズは、表面に微小の溝のパターンが彫られた二酸化ケイ素の非常に薄い板だ。溝は光の波長とほぼ同じサイズであり、板を通過する光子に影響を及ぼし、光子を焦点に導く。

つまり、メタレンズは平らである。しかし、メタレンズの真の利点は、普通のシリコンチップ上に溝を刻むため、シリコンチップと同じ製造ラインで作成できることだ。

これは大きな進歩となる。レンズはこれまで常に、単独で製造されてから光学部品に組み付けられていた。メタレンズを使えば、スマホのカメラなどの機器が、これまでより格段に容易に低コストで製造できるようになるだろう。メタレンズにより、光学チップなどの光学部品の全く新しい設計が生まれる可能性もある。

ミシガン大学のマオ・イエ助教と同僚らは今回、メタレンズの新たな技術を発表した。点ではなく特定のパターンに焦点を結ばせる一連のメタレンズだ。こ …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る