KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
ニュース Insider Online限定
Fork this: What an unprecedented court battle says about the future of cryptocurrency

消えた暗号通貨をフォークで取り戻せるか? 注目の裁判の行方

一部消失した暗号通貨「ナノ(Nano)」をめぐる集団訴訟が暗号通貨界隈で注目されている。裁判所に「フォーク」を命じてもらうことで、失われた1億7千万ドルを取り戻そうとしているのだ。 by Mike Orcutt2018.04.24

暗号通貨の分野をかじったことがある人なら誰でも知っていることだが、より良いブロックチェーンのシステムを作る方法についてのオタク的論争は掃いて捨てるほど行なわれている。だが、暗号通貨システムに問題が生じた時、論争ははるかに面白いものになる。

例として、「ナノ(Nano)」というあまり知られていない暗号通貨の開発者に対する新たな訴訟について見てみよう。

2018年2月12日、ビットグレイル(BitGrail)というあまり知られていないイタリアの暗号通貨取引所が、「不正取引」によって1700万ナノ(かつて「ライブロックス(Raiblocks)」と呼ばれたこともあった)のトークン、時価にして約1億7千万ドル相当が不足したとWebサイト上で発表した。それから2カ月以上が過ぎたが、だれが過ちを犯したかは未だ明らかになっていない。ビットグレイルのセキュリティに問題があったのか、それともナノのソフトウェアに問題があったのか? 互いに責任をなすりつけあっている。

そこに登場したのが「被害者救済フォーク」だ。お金を取り戻そうとするナノのユーザーたちは、自分たちで決着をつけようと、ナノの開発者たちを法廷へ引っ張り出した。集団訴訟は今月連邦裁判所に申し立てられ 、その目標とするところは前代未聞の内容である。裁判官を説得して、ナノ開発者たちに対して …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る