愛猫家に朗報? 遺伝子編集でアレルギーフリーのネコ誕生か
アレルギーフリーの猫の開発を進めている企業がある。遺伝子編集技術で猫の細胞内の遺伝子を修正し、アレルギーの原因となるたんぱく質を作らせないようにするのだ。原理的には可能な試みであるが、開発を進める企業の前には、いくつもの障壁が立ちはだかっている。 by Kate Sheridan2018.07.24
米国の2つの企業が、遺伝子編集技術を使用して、アレルギーを引き起こさないように猫を改良することを計画している。
バージニア州シャーロッツヴィルに拠点を置くインドア・バイオテクノロジーズ(Indoor Biotechnologies)とコロラド州デンバー郊外にあるフィリックス・ペッツ(Felix Pets)がそれぞれ、アレルギーフリー猫に関するアイデアの特許を出願し、初期の実験を実施中であることを発表した。
とはいえ、猫アレルギーの人々がくしゃみを起こさないですむ猫を当てにするのはおそらく時期尚早だ。両社の取り組みはまだ微々たるものであり、以前にも愛猫家たちは失望させられたことがあるのだ。
遡ること2009年、アレルカ(Allerca)という企業が、遺伝子検査を利用してアレルギーフリーの子猫を世に送り出すと発表し、広くメディアの注目を浴びた。伝えられるところによると、アレルギーフリー子猫の価格は1匹につき4000ドルから7000ドル超だった。
だが、アレルカの発表は明らかに内容の無いものだった。2013年、アレルカが記者に売ろうとした子猫は地元のペットブリーダーから入手した普通の猫だったことがABC(Audit Bureau of Circulations)の報告書で暴かれたのである(コメントを求めたがアレルカから返答は無かった)。 …
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