MITの協働ロボがボトルキャップ・チャレンジに成功(ただし腕で)
回し蹴りではなくはるかに単純な動きではあるものの、「ボトルキャップ・チャレンジ」に挑戦するロボットの姿をご覧いただきたい(ボトルキャップ・チャレンジは、回し蹴りでボトルを倒さずにキャップを外そうという企画だ)。
このロボットがソーシャルメディアで称賛されるかどうかはさておき、まさに人がロボットをコントロールし、ロボットと関わっていくための新しい有効な1つの方法を示す映像だ。
ここで使われているのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)が開発した「ロボレイズ(RoboRaise)」と呼ばれるシステムだ。ロボレイズは、上腕二頭筋に取り付けた筋電計センサーからの信号を、機械学習アルゴリズムによって身体の動きに対応させて人の筋肉の動きを監視する。それをもとに人の動きを真似るが、 人が注意深く腕を曲げることでロボットをある程度コントロールできる。この技術はあらゆるロボットハードウェアに適用可能だ。
「ロボットが人に取って代わる」などと言われているが、人とロボットの関係は将来、協力と協働が大いに重要になっていくだろう。多くの場面において、機械が仕事を完遂するには人間の知能と適応性が必要になるはずだ。
ボトルキャップ・チャレンジの練習自体は、人間にとってもロボットにとっても無意味なことかもしれない。しかし、ここで見られるような巧みなコントロールは、人々が今後、さらに有効な形でテクノロジーと関わっていく上で役に立つだろう。
 
		
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