KADOKAWA Technology Review
×
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
トランプもコロナも予言?『ザ・シンプソンズ』責任者が語る陰謀論の真相
MITTR
カルチャー 無料会員限定
Can “The Simpsons” really predict the future?

トランプもコロナも予言?『ザ・シンプソンズ』責任者が語る陰謀論の真相

2000年にトランプ大統領の誕生を予言し、1997年には9.11を暗示した——。アニメ番組『ザ・シンプソンズ』が未来を予言しているという陰謀論がネット上で広まっている。番組に35年間にわたって携わる脚本家のアル・ジーンにその真相を聞いた。 by Amelia Tait2025.11.05

ネット上の記事によると、シチュエーション・コメディのアニメ番組『ザ・シンプソンズ』は、これまでに17回から55回にわたって未来を予言してきたという。

「ご存知の通り、私たちはトランプ大統領からかなりの予算危機を引き継いでいます」。新たに就任したリサ・シンプソン大統領は2000年にこう宣言した。これは不動産王が第45代米国大統領として就任する17年前のことだった。それより前の1993年には、番組のエピソードで「大阪風邪」が登場し、これが新型コロナウイルスのパンデミックを不気味なほど予見していたと感じる人もいた。そして、なぜか、『ザ・シンプソンズ』の脚本家たちは、米国オリンピック・カーリングチームが実際にそれを成し遂げる8年も前に、スウェーデンを破ることを知っていたのだ。

16世紀の予言者ノストラダムスは942もの予言をした。これまでに『ザ・シンプソンズ』は約800話が放送されている。番組の責任者は、自分が予言者に転身したことをどう感じているのだろうか。世界中の人々が自分のジョークから予言を探し出し、「9.11」の4年前にそれを知っていたと思われるのはどんな気持ちだろうか。

脚本家のアル・ジーンは1989年以来、断続的に『ザ・シンプソンズ』に携わってきた。最も長くこのアニメの番組責任者を務めてきた人物でもある。そのジーンが、これらの予言めいたものから生まれた陰謀論について語った。

——『ザ・シンプソンズ』が未来を予言しているといううわさを最初に聞いたのはいつですか。

2016年にドナルド・トランプが大統領に選出された時、我々が2000年のエピソードでそれを「予言」していたということで、確実に大きな話題になりました。その台詞の元々の案はジョニー・デップで、しばらくはそれが採用されていましたが、トランプの方が面白いということになったのです。

人々が覚えていないのは、2000年の時点では、トランプが改革党の候補として出馬について話していたので、それほどバカげた名前の選択ではなかったということです。つまり、私たちの「予言」の多くと同様に、これは根拠のある推測なのです。それが起こったことが良いことかどうかについてはコメントしませんが、そのジョークに選ぶ人物として最も非論理的というわけではなかったと言えるでしょう。私たちはトランプの後にリサが続くと言いました。トランプが再選された今、次回はまだリサの可能性があります。それが私の希望です!

——人々があなたを予言者だと思ったことをどう感じましたか。 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
【春割】実施中!年間購読料20%オフ!
人気の記事ランキング
  1. A new US phone network for Christians aims to block porn and gender-related content ポルノもLGBTも遮断、キリスト教徒向けMVNOが米国で登場
  2. Musk v. Altman week 1: Elon Musk says he was duped, warns AI could kill us all, and admits that xAI distills OpenAI’s models 「オープンAIを蒸留した」マスク対アルトマン第1週、法廷がざわめく
  3. Will fusion power get cheap? Don’t count on it. 核融合は本当に安くなるのか? 楽観論に「待った」をかける新研究
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る