SNSは民主主義にプラス? マイナス? フェイスブックの見解
フェイスブックは、ソーシャルメディアは民主主義にとって害もあるかもしれないが、問題点を軽減していくことで「道徳的な義務」を果たす、と発表した。
関連してフェイスブックのサイト上では数千語にもおよぶ2つの投稿が新たに発表された。この中で、フェイスブックの市民参加製品責任者のサミド・チャクラバルティの発言に、最も注目すべき言葉があった。
「もし、ソーシャルメディアが民主主義に与える影響について根本的な真実があるとすれば、良くも悪くも人間の意思表現を豊かにするということです。ポジティブなことがネガティブなことを必ず上回ると保証できたらよいのですが、それは無理な話です」。
なぜ重要なのか? それは、「より有意義な」ソーシャルネットワークを築くという宣言と共に、ねつ造ニュースやロシアによる介入疑惑、中毒性のある有害なコンテンツなどに対する批判に対処していくという、フェイスブックの意思表示を伴っているからだ。
では今後、どうなるのだろうか? チャクラバルティは、フェイスブックには「どのようにフェイスブックのテクノロジーが使われているか、フェイスブックが市民に信頼される代表的な存在になるためにはどうしたらよいかを理解する、道徳的な義務がある」と述べている。
- 参照元: Facebook
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