KADOKAWA Technology Review
×

気候変動/エネルギー 2025年11月の記事

  1. This year’s UN climate talks avoided fossil fuels, again
    米国不在、「化石燃料」言及回避——骨抜きに終わった30回目のCOP
    パリ協定から10年、30回目となる国連気候変動会議は骨抜きの合意に終わった。最終文書には「化石燃料」という言葉すら含まれず、米国は30年間で初めて公式代表団を派遣しなかった。 by Casey Crownhart2025.11.28
  2. 電力需要40%増へ、AIはどう影響? IEA報告3つのポイント
    AIによる電力需要は今後、世界にどのような影響を与えていくのか? 国際エネルギー機関(IEA)が発表した2025年の「世界エネルギー展望」から、3つのポイントを解説する。 by Casey Crownhart2025.11.21
  3. 米国東海岸で相次ぐクジラの死。トランプ政権は洋上風力を犯人視するが、「エビデンスはひとつもない」と反論するのは、実際に検死にあたっている野生動物専門の研究者だ。 by Casey Crownhart2025.11.18
  4. AI需要で環境目標に苦戦、グーグル責任者が語ったエネルギー戦略
    AIの急速な台頭により、グーグルの電力需要は2020年以降に倍増。2030年までにカーボンフリーを実現するという目標の達成は困難になりつつある。グーグルの先進エネルギー技術責任者が本誌主催のイベントで紹介したのは、論争を呼ぶ炭素回収と原子力再稼働という選択だった。 by Casey Crownhart2025.11.18
  5. 米スティル・ブライトが、バナジウム・フロー電池に着想を得た常温の化学反応で銅を抽出する技術を開発。1200℃以上の高温が必要な従来製錬より汚染が少なく、急増する銅需要と供給危機への対応が期待される。 by Casey Crownhart2025.11.17
  6. Why the for-profit race into solar geoengineering is bad for science and public trust
    粒子を大気中にばら撒いて太陽光を反射させることで地球温暖化を防ぐ「太陽地球工学」のスタートアップ企業が最近、多額の資金を調達した。太陽地球工学の専門家2人は、この分野における商業的活動の過熱は責任ある研究を阻害し、一般大衆の信頼を損ねる可能性が大きいと主張する。 by Daniele Visioni2025.11.14
  7. The State of AI: Energy is king, and the US is falling behind
    AI競争、「電力不足」が米国のアキレス腱に:FT・MITTR共同企画
    AIによる電力需要増に米国は対応できていない。中国が2024年に米国の6倍以上の発電容量を追加する一方、米国は老朽化した石炭火力に依存。「革新者から消費者に成り下がる」リスクをFT・本誌記者が議論する。 by Casey Crownhart2025.11.13
  8. This company is planning a lithium empire from the shores of the Great Salt Lake
    米ライラック・ソリューションズが、水使用量を従来法の10分の1に削減する新リチウム抽出技術の実証に成功。「つるはし」を売る戦略で、2年後には米国のリチウム生産量を倍増させ、業界に革命を起こす可能性がある。 by Alexander C. Kaufman2025.11.12
  9. Stop worrying about your AI footprint. Look at the big picture instead.
    AIは環境に悪いから使うべきでない? 気候担当記者の答え
    気候問題を取り扱う記者として私は、AIの使用を制限すべきかどうか質問を受けることがある。AIの電力使用量について気にすることは重要だが、個人の行動に過度に焦点を当てることは、大企業が取り組むべき課題から目をそらさせることになりかねない。 by Casey Crownhart2025.11.10
  10. Four thoughts from Bill Gates on climate tech
    11月10日からブラジルで開催される第30回国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)を前に、ビル・ゲイツは現状をどう考えているかを概説したメモを発表。4つの項目について、その真意を語った。 by Casey Crownhart2025.11.6
  11. This startup is about to conduct the biggest real-world test of aluminum as a zero-carbon fuel
    米スタートアップのファウンド・エナジー(Found Energy)が、アルミニウム・スクラップから熱と水素を生成する「新エンジン」を開発した。来年、工具メーカーの工場に設置される予定だという反応炉を同社の研究施設で見学させてもらった。 by James Dinneen2025.11.4
アーカイブ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る