フェイスブックが政治的なページを削除、ロシア関与の疑い
フェイスブックは、32のフェイスブック・ページとアカウントを「組織的で不正な行動」を理由に凍結した。
フェイスブックは7月31日、政治的な論議に影響を与えるキャンペーンを発見したとブログに投稿した。キャンペーンの例として、「アステカの戦士(Aztlan Warriors)」「黒人を高みに(Black Elevation)」「抵抗者(Resisters)」などを挙げている。フェイスブックによると、これらのキャンペーンの背後に誰がいるのかはまだ判明していないが、ロシアに拠点を置くインターネット・リサーチ・エージェンシー(IRA) との関係が確認されているという。
摘発対象となったページやアカウントによる投稿は合計で9500件あり、150本の広告が出稿され、およそ1万1000ドルの広告費がフェイスブックに支払われている。2017年5月から30件程度のイベントも作成されており、中には29万人以上のフォロワーを獲得しているページもあった。
米中間選挙が近づくにつれて、フェイスブックには厳しい目が向けられている。世間は2016年の大統領選で外国に干渉された問題を、再び起こさないかどうかを注目している。フェイスブックでサイバーセキュリティー・ポリシーを統括するナサニエル・グライシャーはニューヨーク・タイムズに対して「必然的に証拠はあがると考えています。ロシアからだろうが、他国からだろうが、国内であろうが、フェイスブックを悪用しようとしている他の連中の正体も見つけるでしょう」と語っている。
- 参照元: NYT
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