深層学習の「次」を研究する
MITのAIプロジェクトは
何を目指すのか?
マサチューセッツ工科大学(MIT)が立ち上げたAIの大規模な新プロジェクト「MIT知性の探求(MIT Quest for Intelligence)」は何を目指すのか。責任者であるジョシュア・テネンバウム教授が、MITテクノロジーレビュー主催カンファレンス「EmTech(エムテック)」で語った。 by Will Knight2018.09.14
人工知能(AI)の次なる飛躍は、私たち自身の心にかかっているのかもしれない。
そう語るのは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のジョシュア・テネンバウム教授だ。計算論的認知科学の研究室を率いるテネンバウム教授は現在、MITの新しい大規模AIプロジェクトである「MIT知性の探求(MIT Quest for Intelligence)」の責任者を務めている。
知性の探求プロジェクトでは、コンピューター科学者とエンジニアが、神経科学者および認知心理学者と協働して、AIの根本的な発展を導く研究を実施する。テネンバウム教授は9月11~14日に開催中のMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTech(エムテック)」で、プロジェクトとAIの発展に関する所見を発表した。
ここ数年間、AI分野では素晴らしい発展がいくつか見られた。だが、大部分が、機械学習における一握りの飛躍、とりわけ大規模な深層ニューラル・ネットワー …
- 人気の記事ランキング
-
- Quantum physicists have shrunk and “de-censored” DeepSeek R1 量子技術でDeepSeekを55%小型化、「検閲解除」にも成功
- Promotion Innovators Under 35 Japan Summit 2025 2025年のイノベーターが集結「IU35 Summit」参加者募集
- Google’s new Gemini 3 “vibe-codes” responses and comes with its own agent グーグルが「Gemini 3」発表、質問に応じて回答形式もAIが判断
- How to help friends and family dig out of a conspiracy theory black hole 家族が陰謀論にハマったら: 専門家が語る、 5つの現実的アプローチ
- What is the chance your plane will be hit by space debris? 空からゴミが降ってくる—— 衛星10万基時代のリスク、 航空への影響は?【解説】
