KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
太陽系外惑星に生命は存在するか?MITの「形状可変鏡」年内試験へ
Blue Canyon Technologies
宇宙 無料会員限定
A bendable mirror is a step toward finding life outside our solar system

太陽系外惑星に生命は存在するか?MITの「形状可変鏡」年内試験へ

マサチューセッツ工科大学(MIT)は、形状可変鏡と呼ばれる特殊な鏡を搭載した小型人工衛星を打ち上げ、年内にテストを実施する予定だ。鏡面をアクティブに調整することで星のよりシャープな画像が得られる形状可変鏡は、将来の人工衛星による太陽系外惑星の光学観測や太陽系外の生命体の探索に役立ちそうだ。 by Erin Winick2019.05.31

広大な宇宙空間でも、些細なことが大きな差を生むことがある。マサチューセッツ工科大学(MIT)が間もなく打ち上げ予定の形状可変鏡(DeMi:Deformable Mirror)デモンストレーション・ミッション・キューブサット(日本版注:キューブサットは数キログラム程度の小型人工衛星)は、年内に新たな望遠鏡のテストを実施する予定だ。この人工衛星が搭載する「形状可変鏡」と呼ばれる特殊な鏡は、生命がいる確率の高そうな太陽系外惑星を見つけるためのツールとして、人工衛星に将来搭載されるかもしれない。

形状可変鏡のどこが特別なのかは、近くに寄って見れば分かる。反射鏡の裏側に140個の小型アクチュエーターが設置されており、鏡面を曲げることで、太陽系外の星の光をよりシャープに捉えられるようになっているのだ。

このような形状可変機構が必要となるのは、軌道上では人工衛星が過酷な状況に置かれる可能性があるからだ。衛星の片側が太陽光で焼けるような高温になっている一方で、別の側が凍えるような低温に晒されていることもある。温度が変化 …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
  2. EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
  3. RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
  4. Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る