2020年に火星を目指す
探査ミッション4つ
火星が地球に準大接近する2020年に向けて、世界中で4つの火星探査ミッションが計画されている。惑星探査機や軌道衛星を用いるこれらのミッションが成功すれば、火星に生命は存在するのか、人類は火星に住めるようになるのか、といった魅惑的ないくつかの問いの答えが得られるかもしれない。 by Tate Ryan-Mosley2019.07.01
約2年おきに地球と火星の軌道は接近している。地球と火星が近づく時期は、この赤茶けたお隣の惑星への打ち上げミッションの絶好の機会であり、次のチャンスは迫ってきている。2020年夏に世界の4つの宇宙機関が火星探査ミッションの宇宙船の打ち上げを予定している。米航空宇宙局(NASA)の「マーズ(Mars) 2020」は、小型の自律型ヘリコプターを射出する惑星探査機の着陸を目指している。欧州連合(EU)とロシアは合同ミッションで、小型オーブンを使って少量の土壌を焼成し、生命の痕跡を探る予定だ。中国とアラブ首長国連邦(UAE)はそれぞれ、初めての火星ミッション成功に向けて積極的に準備を進めている。
これらのミッションが成功すれば、火星の謎を解き明かそうとする探索者や科学者たちが新たに増えることになるだろう。
そうした謎の中には、この赤い惑星を思い浮かべる時に誰もが考える疑問も含まれている。生命は存在するのか? これまで生命が存在したことはあるのか? そして、おそらく最も魅惑的な問いは、いつの日か人類は火星に住めるのだろうか? ということだろう。
1. チャイナ・マーズ・プローブ(China Mars Probe)
中国は初の火星ミッション成功に向けて、多くの計画を立てている。火星軌道周回、着陸、火星表面への惑星探査機の展開を目標としている。今回のミッションは、2019年初頭に …
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