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AudioMook: The age of the brain computer is coming

聴くMITTR:脳コンピューターの時代がやってくる

今週のオーディオ・ムック(β)は、世界を驚かせた医療向けBCIの最新事例と、テック業界が注目する一般向けBCIの現状と今後の可能性をお伝えする。 by MIT Technology Review Audio Studio2022.05.11

ドイツ在住の「完全閉じ込め症候群」の男性が、脳に埋め込まれた装置を使ったコミュニケーションに成功した。完全な麻痺状態にある人が、完全な文章を伝えられるようになったのは世界初だという。こうした「脳コンピューター・インターフェイス(BCI)」技術に関心を寄せているのは、医療関係者だけではない。テスラの創業者であるイーロン・マスクやメタ(フェイスブック)など、投資家や巨大テック企業も巨額を投じてBCIの研究開発を進めている。その狙いは何か?

今週のオーディオ・ムック(β)は、世界を驚かせた医療向けBCIの最新事例と、テック業界が注目する一般向けBCIの現状と今後の可能性をお伝えする。

MITテクノロジーレビューは毎週、旬のテーマを設定し、編集部がピックアップした記事を「オーディオ・ムック(β)」として音声化してお届けします。家事や運動をしながら、通勤しながら、手がふさがっていても記事が読める「聴く」MITテクノロジーレビューをお楽しみください。

なお、本コンテンツは音声合成技術で作成しているため、一部お聞き苦しい点があります。ご容赦ください。感想は@techreviewjp まで。

今週の収録記事

「とても楽だよ」脳インターフェイスで意思を伝えた全身麻痺患者

意識はあるが全身麻痺状態にある男性が、脳に取り付けた電極を使って文章でコミュニケーションを取ることに成功した。男性はスープやビールを注文し、家族と息子について話すことさえできるようになった。世界初の快挙だ。

イーロン・マスク参戦で バブル化したBMI研究、 脳がマウスになる日は来るか 前編/後編

数年前のイーロン・マスクらの参入をきっかけに、脳機械インタフェース(BMI)分野の研究開発に資金提供が相次いでいる。事故や病気で身体が麻痺した患者向けの研究が主だが、巨額資金が動く背景には次世代コンピューター・インターフェイス実現への期待がある。

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日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

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気候テック企業10 2025

MITテクノロジーレビューは毎年、気候テック分野で注目すべき企業を選出し、その一覧を発表している。 今回で3回目となる本特集では、なぜこれらの企業を選出したのか、そして米国の政治的変化をどのように考慮したのかについても詳しく解説している。併せてお読みいただきたい。

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