KADOKAWA Technology Review
×
2026年、新規事業を始めるヒントと進め方が分かる! 【3/9 東京・飯田橋 無料開催】

AI companions: 10 Breakthrough Technologies 2026 AIコンパニオン

チャットボットと親密な関係を築く人が増えている。だが、それは避けるべきなのかもしれない。

by Rhiannon Williams 2026.02.10
VICHHIKA TEP/MIT TECHNOLOGY REVIEW | ADOBE STOCK
キープレイヤー
アンソロピック(Anthropic)、キャラクター・ドットAI(Character.AI)、オープンAI(OpenAI)、レプリカ(Replika)
実現時期
実現済み

チャットボットは洗練された対話を作り出し、共感的な行動を模倣することに長けている。チャットに疲れることもない。そのため、多くの人々が今やチャットボットを話し相手として利用し、友情や恋愛関係さえも築いているのは不思議ではない。

非営利団体コモンセンス・メディア(Common Sense Media)の調査によると、米国のティーンエイジャーの72%が人工知能(AI)を友人のような話し相手として利用している。「AIコンパニオン」として最初から設計されている大規模言語モデル(LLM)もあるが、人々はますますChatGPT(チャットGPT)のような汎用モデルと親密になっている。これはオープンAI(OpenAI)のサム・アルトマンCEO(最高経営責任者)も認めている。チャットボットから必要な感情的支援や指導が得られる人々がいる一方で、根本的な問題を悪化させる可能性がある人々もいる。チャットボットとの会話は、AI誘発性妄想誤った、時には危険な信念の強化、そして人々が隠された知識を解き明かしたという想像につながっている。

さらに憂慮すべき事態となっている。オープンAIとキャラクター・ドットAI(Character.AI)に対して訴訟を起こしている家族らは、これらのモデルの示すパートナーのような振る舞いが、2人のティーンエイジャーの自殺に寄与したと主張している。新たな訴訟もいくつか浮上している。ソーシャルメディア被害者法律センター(Social Media Victims Law Center)は2025年9月にキャラクター・ドットAIに対して3件の訴訟を起こした。2025年11月にはオープンAIに対して7件の苦情が申し立てられた。

AIコンパニオンを規制し、問題のある使用を抑制する取り組みが見られつつある。2025年9月、米カリフォルニア州知事は、最大手のAI企業にユーザーの安全確保のための取り組みを公表することを義務付ける新たな規則を法制化した。同様に、オープンAIは、保護者による制御機能をChatGPTに導入し、より多くのガードレールを備えることを約束するティーンエイジャー専用の新バージョンのチャットボットに取り組んでいる。AIコンパニオンシップが近い将来、なくなるとは考えにくいが、その未来はますます規制される方向に向かっている。

フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る