KADOKAWA Technology Review
×
Facebookログイン終了のお知らせ(2026/3/31 予定)
AIポリスの出動で
ネトゲストーカーは
撲滅できるか?
Saiman Chow
カバーストーリー 無料会員限定
An AI Ally to Combat Bullying in Virtual Worlds

AIポリスの出動で
ネトゲストーカーは
撲滅できるか?

スタートアップ企業のスピリットAIは、オンラインゲームで増大する嫌がらせへ対応するソフトウェアを開発した。被害者と会話し、いたずらと嫌がらせの違いを学習して対処する。 by Simon Parkin2017.05.22

ゲームの世界では、遊び心のあるいたずらと本気の嫌がらせとを区別することは難しい。たいていの場合、ゲーム仲間の悪口を言い合うのは一種の友情の現れだが、見知らぬ人との間ではトラブルになることもある。いたずらと嫌がらせを区別できる能力が、歓迎的な雰囲気のコミュニティを育みたいビデオゲームメーカーにとっては重要なのだ。

スピリットAI(Spirit AI)は、不正行為を検出、介入するシステム「アライ(Ally)」を使って、開発者がゲームプレイヤーをサポートし、いじめ行為を阻止しようと考えている。アライは、プレイヤー同士の発言や態度といったやりとりをゲームやソーシャルプラットフォーム内での行動を通じて監視する。たとえば、あるプレイヤーが別のアバター(ユーザーの分身となるキャラクター)をつきまとったり、報告ツールを悪用したりといった、言葉以外での嫌がらせや挑発行為も検出できる。

アライの開発者の1人であるスピリットAIのルクサンドラ・ダリエスク プロダクト・マネージャーは、「個々のキーワードの一覧に頼るのではなく、自然言語分類と組み合わせて対話のパターンを調べています」と説明する。「嫌がらせ行為はとても微妙な問題なのです」。

アライは嫌がらせの可能性がある態度を検知すると、嫌がらせした疑いがあるプレイヤーと相手とが以前やりとりしたことがあるか確認する。 既存のモデレーション・ソフトウェアと異なるのは、ゲームの運営元に警告を送るだけでなく、コンピューターで制御された仮想キャラクターをゲーム内に送り込み、嫌がら …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
  2. OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
AI革命の真実 誇大宣伝の先にあるもの

AIは人間の知能を再現する。AIは病気を根絶する。AIは人類史上、最大にして最も重要な発明だ——。こうした言葉を、あなたも何度となく耳にしてきたはずだ。しかし、その多くは、おそらく真実ではない。現在地を見極め、AIが本当に可能にするものは何かを問い、次に進むべき道を探る。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る