KADOKAWA Technology Review
×
VR/AR時代のインターフェイスは「脳波」が主役になる
Justin Saglio
ニュース 無料会員限定
Brain-Controlled Typing May Be the Killer Advance That AR Needs

VR/AR時代のインターフェイスは「脳波」が主役になる

脳波で楽しめるゲームを公開しているスタートアップ企業「ニューラブル」が、脳波でタイピングできる技術を開発中だ。VRやARにはパソコンやスマホとは異なるインターフェイスが必要だという。 by Jamie Condliffe2017.11.10

クリック、タイピング、スワイプは2017年における標準的な操作方法である。しかし、ニューラブル(Neurable)というスタートアップ企業は、実質現実(VR)や拡張現実(AR)を効率よく使えるように、それらの操作すべてを思考力だけに置き換えたいと考えている。

「主要なコンピューター技術は、いずれもコンピューターと人とのやりとりに進化を求められています」と、ニューラブルの共同創業者、ラムセス・アルカイド最高経営責任者(CEO)は11月8日、マサチューセッツ州ケンブリッジで開催されたMITテクノロジーレビュー主催のカンファレンス「EmTech」で語った。

「コンピューターには、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスとマウスがあります。スマートフォンは、静電容量方式のタッチ・スクリーンを使っています。そして今、ARの世界が開けようとしていて、コンピューターやスマートフォンよりも自然なやりとりをする方法を考えるときがきたのです。そ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion Innovators Under 35 Japan Summit 2025 2025年のイノベーターが集結「U35 Summit」参加者募集
  2. OpenAI’s new LLM exposes the secrets of how AI really works オープンAI、解釈可能な新AIモデル 幻覚や暴走の原因解明へ
  3. How do our bodies remember? 解説:運動をやめても筋肉は覚えている——復帰が速い科学的理由とは
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

特集ページへ
気候テック企業10 2025

MITテクノロジーレビューは毎年、気候テック分野で注目すべき企業を選出し、その一覧を発表している。 新たなクリーン・エネルギー源の創出や、食品生産・物流の再構築といった形で経済の主要セクターの脱炭素化に取り組む注目企業10社を紹介しよう。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る