KADOKAWA Technology Review
×
都会の真ん中で年間4トンを収穫、コンテナ農場は宇宙を目指す
Courtesy of Freight Farms
ニュース Insider Online限定
How to grow four tons of food a year in a metal box without sunlight

都会の真ん中で年間4トンを収穫、コンテナ農場は宇宙を目指す

気候や場所によらずに農作物を栽培するために、ハイテク水耕栽培装置を備えたコンテナ農場を開発している企業がある。コンテナ農場を宇宙でも利用できるように、より持続可能で循環型の栽培を目指した研究も進めている。 by Erin Winick2018.03.12

ジェイミー・シルヴァースタインは毎日農場で働いている。作業場は貨物輸送用のコンテナの中。勤務地はボストンだ。シルヴァースタインは、近年広まっている都市農家ムーブメントの一端を担っている。効率的なハイテク水耕栽培システムを利用して、都市住民と食品の距離を縮めようとする動きだ。

 

都会のコンクリートジャングルにある農場

シルヴァースタインは、「リーフィー・グリーン・マシン(Leafy Green Machine)」を製造する会社フレイト・ファームス(Freight Farms)で、農作物専門家として働いている。リーフィー・グリーン・マシンは水耕栽培機器を装備した貨物用コンテナ。気候や場所に左右されることなく、年間2〜4トンの収穫を見込めるのが特徴だ。「コンクリートなどで舗装された駐車場に設置できるので、豊かな土壌を必要としません」とシルヴァースタインはいう。豊かな土壌はまさに都会に欠けているものだ。

このコンテナ農場では主に、レタスやスイスチャードなどの葉菜類が生産されている。成長が速く、狭い空間でたくさん栽培できるからだ。

リーフィ …

こちらは有料会員限定の記事です。
有料会員になると制限なしにご利用いただけます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. The balcony solar boom is coming to the US 安全性は大丈夫? 米国で「バルコニー発電」がブーム
  2. The era of AI malaise AI閉塞感の時代、私たちはまだ何も分かっていない
  3. Three things in AI to watch, according to a Nobel-winning economist AIによる雇用破壊、ノーベル賞経済学者の答えはまだ「ノー」
  4. Here’s what you need to know about the cruise ship hantavirus outbreak クルーズ船のハンタウイルス感染、パンデミックを心配すべきか?
MITテクノロジーレビューが選んだ、AIの10大潮流 [2026年版]

AIをめぐる喧騒の中で、本当に目を向けるべきものは何か。この問いに対する答えとして、MITテクノロジーレビューはAIの重要なアイデア、潮流、新たな進展を整理したリストを発表する。

特集ページへ
MITテクノロジーレビューが選んだ、 世界を変える10大技術

MITテクノロジーレビューの記者と編集者は、未来を形作るエマージング・テクノロジーについて常に議論している。年に一度、私たちは現状を確認し、その見通しを読者に共有する。以下に挙げるのは、良くも悪くも今後数年間で進歩を促し、あるいは大きな変化を引き起こすと本誌が考えるテクノロジーである。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る