AP通信の自動化担当編集者、「AI記者」で仕事はこう変わる
日本でも日経新聞が取り組んでいるように、AP通信も決算関連記事を自動執筆するツールを開発した。開発した編集者は、人間と機械の協働によって作業を効率化し、新しい価値を生み出せると考えている。 by Erin Winick2018.05.09
ジャスティン・マイヤーズは、すべての仕事を自動化しているわけではないという。むしろ彼は自動化によって自分の仕事を拡張しているのだ。
マイヤーズは、AP通信(Associated Press)の自動化担当編集者である。AP通信はニュース報道でよく知られているが、最近になって記事を自動的に作成して発表できるソフトウェアを作った。オートメイティッド・インサイト(Automated Insights)の協力で開発されたこのソフトウェアは、決算報告書などの文書からデータを抽出し、手早く記事を作成できる。
誰もが、AP通信が記者の仕事を奪う機械を生み出したのではと恐れるだろう。現時点では四半期決算の記事だけだが、いずれは新聞の1面をロボット記者が作る時代が来るかもしれない、と。だが、マイヤーズは将来は人間とマシンとの協働の時代になるのではないかと考えている。マイ …
- 人気の記事ランキング
-
- Inside the tedious effort to tally AI’s energy appetite 動画生成は別次元、思ったより深刻だったAIの電力問題
- Promotion Call for entries for Innovators Under 35 Japan 2025 「Innovators Under 35 Japan」2025年度候補者募集のお知らせ
- What’s next for AI and math 数学オリンピックで「人間超え」のAIは数学者になれるか?
- IBM aims to build the world’s first large-scale, error-corrected quantum computer by 2028 IBM、世界初の大規模誤り訂正量子コンピューター 28年実現へ
- What is vibe coding, exactly? バイブコーディングとは何か? AIに「委ねる」プログラミング新手法