KADOKAWA Technology Review
×
動画生成AI「Sora」の問題点とは? 知財専門家が解説【11/12緊急開催🚨】
ロボットと人間の共同作業、成功のカギは相互理解
Justin Saglio
ニュース 無料会員限定
Seeing the mind of a robot in augmented reality

ロボットと人間の共同作業、成功のカギは相互理解

ロボットと人間がスムーズに共同作業できるようにするにはどうすればよいのだろうか。ブラウン大学のステファニー・テレクス助教授の研究チームは、ロボットと人間の間で些細な対話をすることで、より迅速かつ正確に作業を完了できることを見い出した。 by Antonio Regalado2018.06.09

https://www.youtube.com/watch?v=VyqQ7Dia-HA

先週、引越業者がブラウン大学にあるステファニー・テレクス助教授のロボット工学研究室を訪れたとき、学生たちは興味津々だった。引越の専門家がいかに手際よくチームを組み、ボディランゲージやアイコンタクト、そして 「1、2、3、よいしょ」といったわずかな指示でソファを持ち上げている様子を見守っていたのだ。

ロボットと人間もこんなにスムーズに共同作業ができないものだろうか? これがテレクス研究室の目標だ。ロボットと人間の双方が、お互いにもう少しよく理解し合い、実際の環境でより自然に共同作業できるようにしようというのだ。

ロボットの中には、掃除機のルンバのように1種類の命令しか必要としないものもある。ルンバの場合は「掃除せよ」か「止まれ」だ。「ルンバにとってはそれが正しいインターフェイスです。しかし当研究室では、いろいろな機能を備えたロボットを研究対象としています。ロボットに何か伝えるときに、ロボットの物理的能力の範囲内で理解できるように伝えられるようにしたいのです」とテレ …

こちらは会員限定の記事です。
メールアドレスの登録で続きを読めます。
有料会員にはメリットがいっぱい!
  1. 毎月120本以上更新されるオリジナル記事で、人工知能から遺伝子療法まで、先端テクノロジーの最新動向がわかる。
  2. オリジナル記事をテーマ別に再構成したPDFファイル「eムック」を毎月配信。
    重要テーマが押さえられる。
  3. 各分野のキーパーソンを招いたトークイベント、関連セミナーに優待価格でご招待。
人気の記事ランキング
  1. Promotion MITTR Emerging Technology Nite #35 Soraの問題点とは? AI時代の知財を考える11/12緊急イベント
  2. What a massive thermal battery means for energy storage 1000℃のレンガで熱貯蔵、世界最大の蓄熱電池が稼働
  3. I tried OpenAI’s new Atlas browser but I still don’t know what it’s for 誰のためのブラウザー? オープンAI「Atlas」が残念な理由
  4. An AI adoption riddle AIの試験運用は失敗続き、それでもなぜ投資をやめないのか?
日本発「世界を変える」U35イノベーター

MITテクノロジーレビューが20年以上にわたって開催しているグローバル・アワード「Innovators Under 35 」。世界的な課題解決に取り組み、向こう数十年間の未来を形作る若きイノベーターの発掘を目的とするアワードの日本版の最新情報を発信する。

特集ページへ
気候テック企業10 2025

MITテクノロジーレビューは毎年、気候テック分野で注目すべき企業を選出し、その一覧を発表している。 今回で3回目となる本特集では、なぜこれらの企業を選出したのか、そして米国の政治的変化をどのように考慮したのかについても詳しく解説している。併せてお読みいただきたい。

特集ページへ
フォローしてください重要なテクノロジーとイノベーションのニュースをSNSやメールで受け取る