極右系SNS「Gab」が停止、ユダヤ教礼拝所の銃撃犯も書き込み
米国の極右派に好まれ、10月27日にピッツバーグのユダヤ教礼拝所で11人を射殺した犯人も利用していたソーシャルネットワーク「ギャブ(Gab)」が、サーバーをホスティングしていたゴーダディ(GoDaddy)から別のプロバイダーへ24時間以内に移行するよう通告を受け、その後サービスを停止した。
半自動小銃でユダヤ教の礼拝所を襲撃したロバート・バウアーズ容疑者は、事件の数日前にギャブで反ユダヤ主義的なメッセージを投稿していた。ペイパル(Paypal)、ミディアム(Medium)、ストライプ(Stripe)といったテック企業が10月28日に支援を撤回。以降、ギャブはサービスを停止している。アップル、グーグル、マイクロソフトもそれぞれのプラットフォームからギャブを削除する措置を取った。
ギャブはテック系の起業家であるアンドリュー・トーバが2年前に開設し、なんでもありの「言論の自由」のソーシャルネットワークを謳っていた。ギャブは、フェイスブックやツイッターといった主流のネットワークによる、反保守的な思想への偏向に対するトーバの不満から生まれた。
だが開設から間もなく、ギャブは他のソーシャルネットワークの利用を禁じられたアレックス・ジョーンズやリチャード・スペンサーといった極右から人気を集めるようになった。ギャブは、ヘイトスピーチの氾濫を防ぐための、十分な対策をしていないとして批判を受けていた。
ギャブがどの程度の期間、サービスを停止するのかは不明だ。ギャブは現在「攻撃を受けて」おり、「システム運用のためのプラットフォームを失った状態」だというメッセージを掲載している。また、新たなホスティング・プロバイダーを見つけるまで、一定期間はアクセスできないとしている。
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