MIT発のプラスチック電池ベンチャーが製品投入、送電網向けに照準
MIT教授らが創業した蓄電池スタートアップ企業「ポリジュール(PolyJoule)」が第一弾の製品を発表した。比較的安価に製造でき、安全性に優れているといい、送電網用蓄電池としての普及を目指す。 by Casey Crownhart2022.04.18
導電性ポリマー(電気を通すプラスチック)を用いた新しいタイプの電池は、送電網へのエネルギー貯蔵をより安価で耐久性のあるものにし、再生可能エネルギーの利用拡大に役立つ可能性がある。

- この記事はマガジン「脱炭素イノベーション」に収録されています。 マガジンの紹介
ボストンを拠点とするスタートアップ企業、ポリジュール(PolyJoule)が製造したこの電池は、風力や太陽光などの間欠性電源の電気を蓄積するのに使うリチウムイオン電池に代わる、より安価で寿命の長い電池になる可能性がある。
ポリジュールはこのほど、第一弾となる製品を明らかにした。設置した小規模なパイロット・プロジェクトでは、安価で広く入手可能な材料を用いて1万8000個以上の電池セルを製造している。
同社が電池の電極に使用している導電性ポリマーは、一般的な電池に含まれるリチウムや鉛の代わりに使用することが可能だ。さらに同社は、広く市販されている化学物質で簡単に作れる材料を使用することにより、リチウムのような材料が抱える供給不足の問題を回避できるという。
ポリジュールは、マサチューセッツ工科大学(MIT)のティム・スウェガー教授とイアン・ハンター教授によって創業された。2人は、導電性ポリマーがエネルギー貯蔵のための重要な条件を満たしていることを発見した。この電池は、長時間の充 …
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