フラッシュ2022年6月3日
-
広島大、食道がんの化学放射線治療効果を予測する機械学習モデル
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]広島大学の研究チームは、食道がんの内視鏡画像から化学放射線療法の効果を予測する機械学習モデルを構築した。入力画像の前処理を工夫することで、予測精度を81%まで高めた。化学放射線療法を開始する前に治療効果を予測できれば、その後の手術が必要かどうかも予測できる。
研究チームは、広島大学病院で化学放射線療法を受けた98例の内視鏡画像を16層の畳み込みニューラルネットワーク(CNN)で訓練した。入力画像に加工を加えない場合、ラプラシアンフィルターをかけた場合、ソーベルフィルターをかけた場合、ウェーブレットフィルターをかけた場合の4通りで比較したところ、加工なしの場合は予測精度が64%、ラプラシアンフィルターで69%、ソーベルフィルターで71%、ウェーブレットフィルターで81%との結果を得た。
研究成果は4月、「英国放射線医学ジャーナル(The British Journal of Radiology)」誌に掲載された。今後は実際の臨床での使用に耐えられるよう、精度の向上を図っていくとしている。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- How much hydrogen awaits us underground? 地下に眠る数兆トン、天然水素は本当に「宝の山」なのか
- Promotion AI White Paper 2026 松尾・岩澤研協力『AI白書2026』発売、サブスク版も開始
- The next big thing in hydrogen could be underground 足元に眠る天然水素、21世紀の「ゴールドラッシュ」が始まった?
- This scientist is helping build a missing map of childhood 子どもは「小さな大人」ではない、欠けていた細胞地図を築く研究者
- The role of the astronaut is in flux 人類はなぜ宇宙を目指すのか? 揺らぐ宇宙飛行士の役割
