オキュラス創業者、VRとAIを駆使した国境警備会社を起業
アンドゥリル・インダストリーズ(Anduril Industries)は人工知能(AI)と実質現実(VR)を駆使して、米とメキシコの国境を越える人間(もしくは物体)を認識しようとしている。
オキュラス(Oculus)のパルマー・ラッキー創業者が起業したアンドゥリル・インダストリーズが、テクノロジーを満載した3本の監視塔をテキサスの牧場に建設したと報じられている。約3キロメートルの範囲で動く物体(人や動物)を発見・識別し、その情報をVRヘッドセットや平面ディスプレイに鮮明に表示できるという。また、米政府が出資する南カリフォルニアのプロジェクトにも参加している。
このスタートアップ企業、アンドゥリル・インダストリーズは、自社の仮想国境テクノロジーに国土安全保障省が出資してくれることを望んでいる。米国税関・国境警備局はワイアード(Wired)に対し、このテクノロジーのおかげで、10週間で違法越境者55人を識別したと語っている。
2014年、ラッキー創業者はオキュラスを20億ドルでフェイスブックに売却した。そしてトランプ支持・反クリントンのグループ「ニンブル・アメリカ(Nimble America)」への出資を巡る高額な訴訟と論争を経て、昨年フェイスブックを退職した。また、トランプ大統領の就任委員会にも寄付をしている。アンドゥリル・インダストリーズの最大の後援者は、トランプ大統領支持者であるピーター・ティールのベンチャー・キャピタル企業、ファウンダーズ・ファンド(Founders Fund)だ。
ちなみに、「アンドゥリル」という会社名は、指輪物語に登場するアラゴルンが使う魔法の剣に由来する(同社のオフィスには、映画用小道具のレプリカが置いてある。アマゾンでも購入できる)。
- 参照元: Wired
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