フラッシュ2022年2月5日
-
NECが倉庫ロボ向け制御技術、専用通路なしで効率2倍に
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]NECは、倉庫で使用する搬送ロボット向けに、安全性を維持しながら搬送効率を2倍に高める制御技術を開発した。ロボット専用通路がない倉庫で作業員や障害物との接触を回避し、高速な搬送を実現する。
新技術では、ロボットが搭載するセンサーの測定誤差、シミュレーション結果と実際のロボットの動きの差など、ロボット制御における不安定な変動要素をモデル化。これに数理ファイナンスで使われるリスクセンシティブ確率制御の手法を適用し、その場の安全性をロボットがリアルタイムで評価できるようにした。障害物や作業者が存在せず事故のリスクが低い場所では最短距離を高速走行し、リスクが高い場所では事故を回避できる経路を低速で走行するよう、ロボットが最適なパターンを自律的に判断する。
NECの実験では、この制御技術を組み込んだロボットと従来のロボットを比較したところ、搬送作業にかかる時間が半分になったという。2023年度に実用化し、製品に搭載するとしている。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- This company claims a battery breakthrough. Now they need to prove it. すべてのパラメーターが矛盾——「出来すぎ」全固体電池は本物か?
- OpenAI’s “compromise” with the Pentagon is what Anthropic feared アンソロピック排除の裏で進んだオープンAIの軍事契約、その代償は
- AI is rewiring how the world’s best Go players think 「アルファ碁」から10年、 AIは囲碁から 創造性を奪ったのか
- How uncrewed narco subs could transform the Colombian drug trade 中には誰もいなかった—— コカイン密輸組織が作った 「自律潜水ドローン」の脅威