フラッシュ2022年2月5日
-
NECが倉庫ロボ向け制御技術、専用通路なしで効率2倍に
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]NECは、倉庫で使用する搬送ロボット向けに、安全性を維持しながら搬送効率を2倍に高める制御技術を開発した。ロボット専用通路がない倉庫で作業員や障害物との接触を回避し、高速な搬送を実現する。
新技術では、ロボットが搭載するセンサーの測定誤差、シミュレーション結果と実際のロボットの動きの差など、ロボット制御における不安定な変動要素をモデル化。これに数理ファイナンスで使われるリスクセンシティブ確率制御の手法を適用し、その場の安全性をロボットがリアルタイムで評価できるようにした。障害物や作業者が存在せず事故のリスクが低い場所では最短距離を高速走行し、リスクが高い場所では事故を回避できる経路を低速で走行するよう、ロボットが最適なパターンを自律的に判断する。
NECの実験では、この制御技術を組み込んだロボットと従来のロボットを比較したところ、搬送作業にかかる時間が半分になったという。2023年度に実用化し、製品に搭載するとしている。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- What’s next for Chinese open-source AI ディープシーク騒動から1年 中国のオープンモデルが 世界の開発者を席巻している
- Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
- EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
- RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
- Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
