フラッシュ2022年7月7日
-
I型IFN中和抗体、新型コロナ重症化のリスク=広島大など調査
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]広島大学、東京医科歯科大学などの研究グループは日本国内の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者622例の検体を集め、I型(いちがた)インターフェロンに対する中和抗体の保有状況を調査した。国外での調査研究では、I型インターフェロン中和抗体を保有している患者の重症化リスクが高くなることが明らかになっているが、国内を対象とした調査研究は例がなく、実態が分からなかった。
調査の結果、新型コロナウイルス感染症の無症状例、軽症例、中等症例では中和抗体保有率は1%以下となったが、重症例では2.6%、最重症例では10.6%に達することが分かった。結果、日本国内においてもI型インターフェロン中和抗体を保有していることが重症化リスクとなることが明らかになった。
研究成果は6月29日、ジャーナル・オブ・クリニカル・イミュノロジー(Journal of Clinical Immunology)誌に掲載された。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- AI researchers stranded Claude on a virtual desert island. It started to “play.” やることがないAIは何をする? 無人島に30時間置き去りにした結果
- Promotion Laboro.AI’s vision for the next decade of AI AIは「道具」から「資本」へ。Laboro.AIが描く次の10年
- How far can we push computing? コンピューターはどこまで進歩できるか? 物理限界まで残る余地
- Solid-state batteries 「未来」の現在:「あと数年」が続く全固体電池、実用化はいつ?
- Will the real Anthropic please stand up 安全性も利益も追う IPOを控えたアンソロピック、見えない素顔
