フラッシュ2024年6月7日
-
コンピューティング
東工大、最新スパコン「TSUBAME4.0」の運用を開始
by MITテクノロジーレビュー編集部 [MIT Technology Review Japan]東京工業大学は、最新鋭のスーパーコンピューター「TSUBAME4.0」の運用を4月1日に開始した。x86_64アーキテクチャのマイクロプロセッサーとエヌビディアのGPUというTSUBAMEシリーズの特長を引き継ぎながら、最新のハードウェアを採用することで演算性能を引き上げた。
TSUBAME4.0は240台の計算ノードをInfiniBandで相互に接続した構成を採用している。1台1台の計算ノードは、プロセッサーとしてAMDのEPYC 9654(96コア)を2基搭載し、GPUはNVIDIAのH100 SXM5 94GB HBM2eを4基搭載。メモリはDDR5-4800を768GB搭載し、ストレージは1.92TBのNVMe SSDを搭載している。さらに、200GbsのInfiniBandを4ポート備える。このほかに、全ノード共有の大規模ストレージも用意した。
この結果、科学技術計算で利用頻度が高い64ビット浮動小数点演算で66.8ペタフロップスの性能を達成した。この値は前世代機であるTSUBAME3.0の5.5倍に達する。さらに、AIでの利用頻度が高い半精度浮動小数点演算の性能は952ペタフロップスに達した。この性能はTSUBAME3.0の20倍に当たるという。
TSUBAMEシリーズは、学内の研究者だけでなく、学際大規模情報基盤共同利用・共同研究拠点や革新的ハイパフォーマンス・コンピューティング・インフラなどの共同利用プログラムを通して、学外の研究者が企業の研究者にも開放している。
(笹田)
-
- 人気の記事ランキング
-
- What’s next for Chinese open-source AI ディープシーク騒動から1年 中国のオープンモデルが 世界の開発者を席巻している
- Promotion Emerging Technology Nite #36 Special 【3/9開催】2026年版「新規事業の発想と作り方」開催のお知らせ
- EVs could be cheaper to own than gas cars in Africa by 2040 アフリカでEVがガソリン車より安くなる日——鍵は「太陽光オフグリッド」
- RFK Jr. follows a carnivore diet. That doesn’t mean you should. 「肉か発酵食品しか食べない」米保健長官が目指す「健康な米国」
- Why EVs are gaining ground in Africa アフリカ初のバッテリー工場も建設中、「次のEV市場」は立ち上がるか?
