時速100キロで自動運転中のテスラ車、消防車に突っ込む
市販されている自動車には、自律運転機能を持つものがあると思っている人もいるようだ。だが、実際にはそうではない。
1月22日、あるテスラ モデルSが時速約100キロで消防車に突っ込んだ。幸いドライバーは無傷だったが、オートパイロット機能を使っていたという。別の場所では飲酒運転をしたドライバーが、「オートパイロットが制御していたから」と悪あがきをして、逮捕を免れようとした。
2016年には、自動運転機能を使って運転中のテスラ車が道路を横切ろうとしたセミトレーラーを探知できず、ドライバーが死亡する衝突事故があった。
あらゆるコンディションの下で安全に自律的に運転できる自動車はない。セーフティ・ドライバーを乗せずに自律自動車を利用する実験を始めている企業があるが、やはり完璧には至っていない。ドライバーが何の注意も払わずに安全に乗れるテクノロジーを備えた市販車はまだないのだ。
今回の事故のように、ドライバーが注意散漫になり、いざという時に自動車を制御できないようなら、数年後には半自律自動車が道路を一層危険な状態にするだろう。
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